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解界師
強い意思を体現するかのように、その身が染めるは、純白。
あらゆる陽の下で身体を鍛える日々を過ごしたがゆえに、筋肉で盛り上がったその身がしかし、色黒く染まることはなく。純白。
なにものにも染まることはなかった。意思を変えることはなかった。
一つは失い、もうたった一つしかない眼をひたと、対象者に向ける。外さない。
ただただ、
この地を穢す者たちを、ゆるすことはできなかった。
ただただ、
「俺は貴様をゆるさない」
結界師の結界を解くことができる解界師である男性、雪白は店に入り、或る男の名前を告げては、所在地を尋ねたのであった。
(2024.9.23)




