扇間の登場。そして破壊。
ブクマいただきありがとうございます(笑)
ガコッ
もう一回音がして、車両連結部分の戸が開いた。
なんだ今日はやけに集まりが良いなと思いつつ、戸に目を向けるとそこには輝かんばかりの絶世の美少年がいた。
「やあ皆、元気かい?フッ……」
完璧なオーラを纏って登場した美少年、扇間。
髪は短髪に切りそろえていて、いかにもスポーツマン然としたその少年に、破壊兵器が襲い掛かる。
「おはよ扇間!!!」
ズドンッ!
「グフッ!!!!!!!!!!!!!!」
突如抱き着いていった巨大質量はもはや見るまでもなかった。
内臓もろとも吹っ飛ばしたんじゃないかと思われる衝撃は、視覚化し水蒸気まで発現させていた……
……またいつもの日常が始まる。
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結論から言うと、扇間は太井の巨大質量ゴリゴリ押しアタック(自称)を蹴りの一発で相殺していた。
扇間はサッカーのクラブチームに所属しているため、蹴りの威力はその巨大質…(以下略)さえ相殺するほどの威力を装備していた。
俺にもあんな蹴りが欲しいな~……主に護身用に。
とか思いつつ、二人の一周まわって微笑ましい光景をみんなで楽しくドン引きしながら見ていた。
しゅうううううう……
煙が晴れたころには、もう二人は和解していた。
「フッ……流石だな、巨大質……(以下略)」
「ハッ!お前の【超速ドリル内臓えぐりどこかの豚さんキラー】にはかなわねえよ」
なにライバルみたいな会話してんの!!!!????
お前らそういう関係だったっけ!?
太井とか二話にして完全にキャラ崩壊してるんですけど!?
……あとどこかの豚さんは多分お前だと思われる。
なんか色々とドンマイ。
とか思いつつ、やっぱり二人は仲がいいのでした。
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<授業編>
さ、ではやっと授業の方に入っていこうかなと思う。
あ、今一限が始まるところらしい。
最初は英語か、辞書を取らないとな。
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「では授業を始めます。気を付け、礼!」
「「「「「おなしゃーすッ!!!」」」」
「では最初はsingingから!」
……いつも通り英語の授業が始まった。
と言うわけじゃないんだなこれが。
期待を裏切らない破壊神(太井)が高嶋を保健室送りにしちゃったんだよなこれが。
「なにやってんだよあいつ……」
俺は学級長だから全ての生徒の出席などを把握しなくちゃならない。
面倒臭い仕事を発生させた太井に向けて激しく憎悪のこもった暗い視線を送ると……
バチッ!
「お、おえぇぇぇぇ!?!?!?!?」
ウインクしてきたのでとっさに気持ち悪さと寒気がしてきた。
おっと吐瀉物が。
「どうしたんですか橋元クン?」
先生が聞いてきた。
「あー先生。体調悪いんで太井くん牢獄に送っていいですか?」
「ダメですよー。あと包丁は危ないのでしまってください。調理以外に使っちゃだめですよ」
「先生。これは豚肉です。一足先に調理実習やってもいいですか?」
「だめですよー」
……はあ。
太井はいつ見ても飽きないな。
今暇になったんで投稿しました。
他の奴の更新はちょっと無理そう(ってかしあさって試験)なのでまあテスト頑張りまーす!
それでは!