プロローグのはずだったんだけどまぁ、一応アニオタなんか大嫌いッ!!…。トホホ…。
『オタク』とは、何某かの分野に熱中・没頭している人物のことである。
オタクなんて大嫌い。
その中でも、アニメオタクなんて大嫌い。
でも、アニメは大好き。いや、愛してる。
命に変えても、愛してる。
「今週の『酢バッチャ』、いいいわぁ~♪」
ここは、一番い心地が良いパラダイステレビの目の前。
「その中でも、やっぱ、エンディングだわぁ~♪」
ドタドタドタ
廊下から、うるさい足音が聞こえてきた。
「スピン・アナガミチ・フォーリアァァァァァァッ!!!!!!!!!」
ドアの目の前で、大声で叫んだ
(この声は…)
「何ィ?!麟ッ?!なんか私、悪いことしたァァァ!?」
テレビと見つめ合いながら、叫んだ。
「エンディングとは、なんだァァァァァ!?!?!?!?」
ドカドカドカドカドカドカドカドカ
ゴリラのような歩き方で、テレビの目の前まで来た。
「『エンディング』じゃなくて、『ED』なッ!?ワカッタかッ?!」
「わかったけど、『ED』つてなんて読むのさぁ。」
自信満々に、うでを組みながら言った。
「もちろん、『イーディー』じゃないかぁ!!そ!!・し!!・てェェェェ!!!!!!!!!!!!」
急に四つん這いになり、顔だけ前にだした。
「俺のことは、麟じゃないだろぉッ!?ちゃんと言えッ!!」
「はいはい、キビナ・アリン・フィンリング 。これでいい?!」
「あぁ。それでいい…!やはり、良い響きだ。『キビナ』ッ!!」
麟は、あッ、いや、キビナは、
めちゃくちゃ嬉しそうに、キビナという言葉を
天井に語りかけながら話していた。
「ねぇ、麟。そろそろ、キビナって名前、やめない?」
「ハァ?!何言ってんだスピン!?ヤバいぐらい大切ダゾッッ!?」
天井を向いていた麟が、
しかめっ面をしてこちらを向いてきた。
「もう一度言うぞッ!?この名はなぁ~、…」
~『キビナ・アリン・フィンリング』という名が出来た理由~
「↑のやつ、ホントにやるのッ!?これ、けっこう長くなっちゃうよッ!?」
改めて、
~『キビナ・アリン・フィンリング』という名が出来た理由~