表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/20

悪戯

 姉が出ていって、早くも三ヶ月が過ぎた。家族は何も変わった様子なく過ごしている。そういう俺も、もう姉がいない事に馴れてきていた。



 ある日俺は、突然ある事を思い付いた。おもむろに、姉の部屋へと入っていった。姉の部屋は、出ていった時のまま置いてある。俺は本棚に近寄ると並べてある本を一冊ずつ丁寧に逆さにむけていった。全ての本を逆さにし、


『なんだか面白みに欠けるな』


と思い、部屋を後にした。





 その後俺は部屋に戻って、財布を持って、ホームセンターに行って、また姉の部屋へ行ってと大忙しだった。


『はぁぁぁ……、疲れたよ……』


と姉の部屋を出ると、なんだか臭い。いや臭過ぎる! ふと、横を見るとズボンのお尻のところがプクッと膨らんだ父がいた。俺は思わず、台所に向かって叫んだ。


「母さ〜ん!! 父さんがう○こ漏らしてるぅ〜!!」










「嘘ぉ! またぁ!!」


暫く間を置いて返事が返ってきた。


 俺はすぐさま自分の部屋へと駆け込むと、大きく深呼吸をした。










『ん? また? ……またって、初めてじゃないのかよ!!』




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ