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冒険者とダンジョンマスターの二刀流  作者: 月を好むもの
転生したら、ダンジョンマスターになりました。
6/26

街に入る。

――――――


最悪だ。ああなんでこんなに大変なんだよー。

くそー。

一日中ふて寝をしてやろうかとも思ったけど、時間はそんなにない。



「行くか!」



もう一回、卵を割ると今度はちゃんとスモールバットが出て来てくれた。


「よっしゃ!よーしこのままいくぞ!」




城壁が、見えてきた。さあ、ここからが問題だ。


「何度死んだって、挑戦してやる。」



と、思ったら案外すんなりと城壁の前まで来てしまった。拍子抜けだ。こんなに気合をいれたというのに。


人間の姿に戻る。


「おーい、そこのお兄ちゃん何してるんだ?」


やべ!俺が人間じゃないことばれた?


「早く、街に入らないと門が閉まるぞ!」


「あの、なんか大きな爆発音が聞こえたから?なんだろうと思ったんです。」



「ああ、あれか?うーんと1時間前ぐらいのやつか?坊や、さては初めてこの街にきたのか?」


「は、はい。初めてなんでわからなくて。」


どうやら、ばれてはいないようだ。もう少し気をつけないと。


「そうかそうか、あれはな、森から魔物が襲ってこないように夕方に毎日放ってるんだよ。おかげで、あんまり魔物が街に来ないんだぜ。」


「お兄さんってすごいんですね!」


「おう。(お兄さんさんか、いいなお兄さんっていってもらうのは。)」


おい、漏れてるぞ。

お兄さんっていって正解だったか。

でも、顔はいかついけど優しそうだ。

それにしても、たまたま夕方に打った魔法に俺は当たったのか?運悪すぎだろ。


「お〜い、何道草くってるんだ?早く仕事しろよ。」


「はい、隊長。だがよ。かわいい少年がこんなところにいるもんだから、こんなところにいるのは危ないって話をしてたんですよ。」


かわいい少年って、外見は15歳ぐらいのはずなんだが。この世界は、年齢外見も違うのか?


「嘘をつくな!お前また、《超 爆(スーパーブラスト)》の自慢してただろう。」


「バレちまいましたか?」


「早く戻れ!」



「はーい!じゃあな。坊や。」




「でだ、そこの君。街に入るなら早くしなさい。

あと数刻で街の門が閉まるぞ。よし俺がついて行ってやる。   っと。よーしいくぞ。」


な!3メートルぐらいある壁を飛び降りたぞ。この人!!?この世界の人間強くない?俺が転生する前の世界は、こんなに強くなかった気がするんですけど…


「はい!」


「君はどこから来たんだ?」



考えてなかったーーーー。水晶どうしたらいい?



「キエフ村なら、バレる確率が一番低いと思われます。」


「え、えーとキエフ村から来ました。」



「それはそれは、またすごい遠いところだな。そんなところからひとりできたのかい?

荷物はどうしたんだい?」



ええと。どうすればいい?どうしよう。どうしよう。


「あの、途中で魔物に襲われまして命からがらに逃げて来たんです。5人ぐらいで、歩いて来たんですけどみんなとははぐれてしまって。それで、気づいたらここにたどり着いていました。」



「おおーそうかそうか。それは大変だったんだなぁ。みんなと会えるといいなぁ。なに、きっとあえるさ。今日は1日しっかり休むといい。それからにしなさい。仲間を探すのは。休むのを怠るといいことはない。君は、お金持ってるのか?」


「はい、銀貨9枚ほどあります。」


DPを!お金に変換できるのだ。これは有難い。今回は9000DPを銀貨に代えてみた。

おかげで、DPは、あんまり残ってないが宿に泊まるお金はありそうだ。




「着いた!身分証は持ってるかい?」


「身分証………ですか?持ってないです。」


「そうかそうか。魔物に襲われたって言ってたもんな。なら、冒険者ギルドで作ればよい。」


「おい、衛兵。こいつを通してやってくれ。身分証を魔物に襲われて、失くしちまったらしい。」


「これはこれは。赤鷹騎士団隊長!了解です。君が、街に入る子だねって。大変だったね。

一応、名前だけ教えてもらえるかな?」


「はい!アキトといいます。お願いします。」

なんか罪悪感が半端ない。もうちょっとマシな嘘をつけばよかった。


「アキト君かー。かわいいなあ。この街は、初めてかい?なら、楽しむといい。この街は、我々騎士団に守られているから安全だし、娯楽もたくさんある。美味しいお店もいっぱいある。きっと、気に入ってくれるはずだよ。今日は、休んで明日には冒険者ギルドで身分証を発行してもらえ。冒険者ギルドの場所は、中央近くにある大きな建物だから気がつくはずだ。わからなかったら聞きに来てくれてもいいぞ。ではまた会おう。通っていいぞ。」


「私も、ここでお別れだ。今日は(戯れの大熊亭)に泊まるといい。あそこは、宿代も飯代も安い上にうまい。俺も困ったら、頼ってくれていいぞ。じゃあな、元気でな。また会おう。」



「ありがとうございました。」


最初は、怖かったけど、いい人そうだったなあ。

もし、何かあれば是非とも頼らせて貰おう。

とりあえず、宿に泊まるか。まあ、眠らなくても食べなくても生きてはいけるけど面白くない。

(戯れの大熊亭)か。

せっかくだから、この街を楽しもう。



今日は、ゆっくりと休めそうだ。






お金について参考にしてみてください。


通貨単位は、ペヌにする予定です。


虹貨ーーーーーーー1億ペヌ

白金貨ーーーーーー1000万ペヌ

大金貨ーーーーーー100万ペヌ

金貨ーーーーーーー10万ペヌ

金硬貨ーーーーーー10000ペヌ

銀貨ーーーーーーー1000ペヌ

銀硬貨ーーーーーー100ペヌ

銅貨ーーーーーーー10ペヌ

銅硬貨ーーーーーー1ペヌ


D P=ペヌと考えてもらったらいいです。

でも、ペヌをDPに変えるときは10分の一にする予定です。

何かおかしいところが出てきたら、指摘してくださると嬉しいです。

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