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冒険者とダンジョンマスターの二刀流  作者: 月を好むもの
転生したら、ダンジョンマスターになりました。
20/26

ラッキーガイ アキト



「まず、私から自己紹介するね。」


ダンジョンに向かいながら、話す。


「さっきも言ったけど私の名前はミア。呼び捨てで読んでくれてかわまわないよ。年齢は16歳よ。職業は剣士をやっていて、憧れは(軽装)の勇者!あんな風に、飛び回ってしゅって、回避して攻撃したいなぁって思っていっつも練習してる。最高階層は始まりのダンジョンの31階層。」


「(軽装)の勇者には会ったことあるの?」


「建国記念祭の模擬戦で見ただけだけどね。

めっちゃすごかった。」


「建国記念祭?」


「えっ?知らない?毎年10月に帝国で開かれてるお祭りだよ。」


まだまだ、この町に来てから全然日にちが経っていないから知らないことばっかりだな。


「じゃあ、僕からも自己紹介するね。僕の名前はアキト」


「うん!知ってる。ラッキーガイで有名だからね。」


「えっ?あのさ、さっきも言ってたけどラッキーガイって何?」


「えぇぇぇぇ?有名だよ。今まで誰も見つけられなかった始まりのダンジョンの真の宝箱を見つけた冒険者でしょ。みんな羨ましいからね。それに、ダンジョンに初めて入って25階層まで行った人は初めてだから。情報盛り沢山で知らない人はいないんじゃないかな?」


「なっ。それは知らなかった。」

そんなに有名になってたなんて。町で視線を感じるなと思うことはよくあったけど、自意識過剰なんだろうと勝手に思い込んでいた。それに、基本冒険者とは誰とも喋ったことなかったから知らなかった。


「えっと、気を改めて、魔法師をやってます。魔法は炎系が得意です。最高階層は35階層です。」


「えっ?もう、35階層まで行ったの?

宝箱があったのって25階層だよね。絶対私の方が上行ってると思ってたのに!もしかして、迷惑だった?」


「ははっ。そんなことないよ。誰も組む人いなかったからソロでやってただけだし。」


「そっかーよかった。」


始まりのダンジョンにたどり着いた。

じゃあ、一緒に入ろっか。

今回は、一階層からできるところまでやってみると言うことになった。



一階層

草原のフィールドにゴブリンが出てくる。

まずは、私がやるね。


と言うと、一瞬でゴブリンまで距離を詰め一発で倒す。


そのまま、ちょっと遠くに出現したゴブリンまで詰め寄り切り捨てる。


さらに、もう一匹出て来たところを即殺していく。


そして、元の位置まで戻ってきた。


めっちゃ早い。


「1分もたたないうちに3匹も倒すなんてすごいね。」


「イェーイ。どんなもんだい。次は、アキト君のを見せてよ。」


近くに湧いたゴブリンたちは、ミアが倒してしまったから場所を移動してゴブリンがいるところを探す。


最小限の魔力を込め、ファイアーボールを周りにボンボン音を出しながら打つ。


そうすると、音に気づいたゴブリンたちが集まってくる。


それを一気にファイアーアローで貫通させ2体、3体

と一気に殺していく。


「こんな感じかな?」


「おぉー初めて見た。あんな風にしてゴブリン集める人。最初何してるんだろうと焦っちゃったけどそう言うことだったんだね?」


「まぁ、一気に倒した方が効率がいいからね。」


「じゃあ、早速連携してやってみない?」

「OK」


結果としてはあまりうまくいかなかった。

まず前提として、剣士と魔法師なので前後に組む形になる。これこそがダメだったのだ。


集まってきた、ゴブリンは全部ミアが倒せちゃうから

僕はまったく活躍できない。

かと言って、遠くに見えたのを殺しちゃうとミアが全然活躍できない。


と言う感じだった。

ようは調べる階層が低すぎたのだ。


まぁ、ミアは楽しそうだったから別にいいが


そんな感じでどんどん階層を進めていった。


「おかしくない?」

こう言われたのは、11階層からのことだった。


普通、そこ超えていかないでしょ!

何でそんなシュタッって超えていけるの?

それに、魔法で狙われるでしょ!


どうやら、11階層からは違う地形で出てくる石垣のようなものについてだった。11階層から20階層までは、

腰の高さまである石垣が迷路のようになっている地形で普通は迷路に沿って進んでいくらしい。


超えていけるのに何でっと思ってだが、

どうやらゴブリンメイジに飛んだら滅多撃ちにされるから誰もやらないとのこと。

まあ、無防備に飛んでたらそうなるだろう。


俺は撃たれる前に、大体仕留めることができるから問題にならなかっただけらしい。


「それに、普通魔法師ならそんな動きしようとも思わないわよ。基本体力ないからね。まぁいいわ。変わってるけど面白いし。逆にすごいわ。」


「ありがとう。このまま進んでいいか?」


「いいよ。この階層は私活躍できそうにないしね。」


とニコッと微笑む。


、、、、


(可愛い)


「どうしたの?何か、顔についてる?」


どうやらぼうっとしてしまっていたようだ。


「えっ、いや。何にもないよ。さぁ、この階層を抜けちゃおう。」


「?。うん。行こう行こう。」


こうして、下の階層に進んでいった。



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