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冒険者とダンジョンマスターの二刀流  作者: 月を好むもの
転生したら、ダンジョンマスターになりました。
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血争戦争



続きってなんだ?



「それから100年後にまた、大戦争がありました。その名も血争戦争。ここでも、吸血鬼が絡んでくるのです。それは吸血鬼が残したボス宝箱から出る薬が原因だったのです。」



「きっかけは、ある冒険者達がダンジョンの遺跡を見つけたことでした。」


「その冒険者達はトレジャーハンターと言われており、なんらかの事故で崩壊してしまったダンジョンを掘り起こし宝箱などを見つけ金を集める人達です。」


それって儲かるのか?


「はい。ダンジョン同士で争い、敗北した場合そのダンジョンは崩壊します。正確にいうと支配した場合は別なのですが。」


「しかし、崩壊しても宝箱だけは残り続けるのです。そのため、崩壊した中にモンスターが住んでいない限り運にもよりますが、簡単に大富豪になることができてしまうのであさり屋がたくさんいます。見つけるのは簡単なことではないのですが、やはり人は夢を追い求めるようです。」


なるほど、たしかにもしかしたら宝箱が埋まっているかもって思うとあさりたくなる気持ちも分からないではない。



「そのトレジャーハンター達は、運良く、いや運悪く吸血鬼のダンジョンの遺跡を発見し遂には宝箱を発見したのでした。」


「その中にあるのは、エターニィティーブラッドでした。」


「発見した、トレジャーハンター達はこれはすごい金になると大喜びして、町の魔法具を買ってくれる店に行きました。」


「すぐさま、高名な鑑定師が呼ばれて鑑定すると、

永遠に老わず、生きることができる薬と書かれていました。」


「ここに勘違いが生まれたのです。不老のみの薬のはずが不死までついているとこの鑑定師は勘違いしたのです。永遠に生きることもできるのだと。」


「結果、この薬は不老不死の薬として世間を騒がしました。」


「薬の値段は30億ペヌが支払われました。」


「不老不死の薬は、誰であっても欲しいもの。

その時の国王が買い取ったのでした。」


「ここで、終わればなんの問題もなかったのです。勘違いも発覚したことでしょう。」


「しかし、家臣の一人が国王を殺したことからこの闘争は始まります。」


「まず、三大有力貴族であった人物がその薬を手に入れ、それをもう一人の有力貴族が暗殺者を出し、その有力貴族を殺して、薬を手に入れました。」


「国王と、その有力貴族が死んだことにより国はボロボロになりました。」


「その時、軍部のトップであった将軍がこれ幸いと国をたてそれに薬を手に入れていない有力貴族がくっつきました。そして、薬を持った有力貴族と戦い勝ち薬を手に入れることができました。」


「しかし、その混乱を突いて他国が攻めてきてその国は潰れてしまいました。」


「そして、それから何年間にも渡り戦争が続きこの大陸全部の国が疲弊してしまいました。」


「その頃、ある農民の息子はモンスターと戦いその村では最強と言われていました。モンスターは森の中にいて襲ってくるため、戦争とは関係なく村の人達はモンスターと戦っていました。」


「それに、目をつけたある貴族がその少年を促しこの戦争を止めるにはお前しかいないと言いました。」


「少年は覚悟を決めました。そして、最初は雑兵として戦っていたのですがどんどん軍の中で頭角を示していき、遂には大きな国を建てることに成功しました。これこそが今のレトルト帝国なのです。」


そうやって、できたのか。

やはり、争い争い生きる生き物なのだろう人間は


それで、その薬はどうなったんだ。


「薬は、最終的に国王のもとに戻りました。不老の薬であったのだということは、戦争中に発覚し公にされましたがそれでも不老と言うのは魅力があるようで、国王は呪いの薬として保管庫の奥にしまってしまいました。」


ということは、俺はそれを持ち出してしまったのか?

やべ。今から持っていった方がいいかな?

まぁ、いいやここに置いたけばバレないだろう。


それにしても、吸血鬼は災厄の印なのか?


「あらゆる神、人、魔物から恐れられ忌み嫌われています。」


おい、最悪じゃねぇか。

えーじゃあ、ヴァンパイアであることは隠した方がいいのか?


「その方がよろしいかと」


はぁ。そうしよう。


それで、ブラッドムーンはもう出ないのか?

もし、出てしまうとバレることに繋がりかねない。


「それは、神々が早急に対処して魔力が放出できないように月から人に供給されるようになりました。その結果、この星には魔法粒子が空気中を飛び生物は魔法が使えるようになったのです。」


えっ、じゃあこの魔法は月があるから使えるのか?


「そうですよ。月の魔力が還元されているのです。」


へぇ、知らなかった。

まぁ、知らないことだらけなんだけどね。

一つ賢くなったと思えばいいや。


さぁ、町に戻ろう。


バレないようにするためにも少しでも強くなっておかないといけない。



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