8-15 時空の大陸2
慌てた大臣たちの言葉を聞いて王国に戻る。
すぐに城に転移し終わり外に出ると、まだ昼頃のはずなのに王都全体が暗かった。
人々は慌てふためき家の中に戻っている。
太陽の光がなく、とても暗くなっていた。
上を向いてみると、目に何かが入った。
目からその異物を取り出し再び上を向くと、そこにあったのは大きな大理石のようなものだった。
王城の真上に尖った先端?のようなものがあり、そこから全体に大きく広がっていた。
そんなことよりもやはり大きい。
きっとなにかの浮遊大陸なんだと思うが、この大きさのものは本当にびっくりだ。
東京ド〇ムは見たことはないが、きっとそれが何個分だとかのサイズだと思う。
大きな影の外に行き浮遊大陸の上の大理石に立つ。
大きいだけなのか、少し遠いいが小屋が真ん中らへんにあるのが見えたので飛んで小屋の中に入る。
中にあったのはすべて大理石で作られた家具一式だった。
机の上には本が1冊乗っていて、台座の横にパネルのようなものがあった。
(今までタイムトラベルをしてきた時代と日付、時刻が書いてある。)
少し見て考えていたが、そのパネルをいじれば好きな時代に行けそうだ。
台座の椅子を回収すると、急にパネルから変な音が鳴り出した。
「1年前ニ移動シマス。」
そんな機会の声が聞こえた時にはもう私は意識を失っていた。
目が覚めたのは布団の中だった。
どこかの家に私は自分で帰ったのか不思議になったが、周りを見た時の部屋の散らかり具合がどこかと似ていた。
「おや?起きたかい?」
そう声をかけてきたのはビティだった。
だが、最近見た様子とは少しだけ若い気がした。
「君、1年後の未来から来たでしょ?
時空の大陸を使ってさ。」
ビティがそう言ってくる。
「きっとそういう事なのでしょう。」
「だよねだよね。だって今僕の元に2つ時空の大陸があるんだもん。
で、君はどうする?帰るかい?」
どうやら簡単に返してくれるらしい。
「いえ、休ませていただいたのでなにかお手伝いをしますよ。」
「そう?そんな大したことはしてないけど、、そうだ!今君が持っているほかの浮遊大陸を見せてくれないかな?」
それなら簡単だな。
そう思い亜空間を開こうとした。
「あれ?」
だが、亜空間を開くことは出来なかった。
それよりも、魔力を操作して魔法を発動すること自体ができなかったのだ。
「すいません、大陸を入れている所を開くのは出来ないみたいです。」
「そっかー、多分未来の私は過去を大きな力で変えるのを防いだんだろうね。
それじゃあどんな大陸があったか教えてくれないかな。」
それなら何とかなるので今まで私が回収してきた大陸のことを簡単に説明する。
それを頷きながら聞いて、最後には「ありがとう」と言ってすぐに自分の研究に戻ってしまった。
私もこれで戻ることにした。
ビティが最後に行ったのはこの家の裏に大陸が置いてあるということだったので裏に行きパネルを操作する。
1年後に戻ることが出来た。
パネルで時代を今の時代に固定しておいて亜空間に入れておく。
直後、おうと全体が光に包まれた。
と言うより、太陽の光を隠していたものがなくなったので、太陽光が届くようになっただけだ。
それでも、国民たちは私が助けてくれたと言い出し、賑やかだった祭りはさらに賑やかになってきたのだ。
国民たちに手を振ってから城に戻りビーチに戻る。
戻るとすぐに勇者たちが事情を聞いてきたが、浮遊大陸のことを簡単に説明するとすぐに納得してくれた。
国全体を驚かせた騒動はこうして終わったのだった。




