表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/103

8-6 首脳会議1


仮眠から覚めて絡まず目に入ったのは天井の方を向いている私の目の前を通る光だった。


「うわっ!」


声を出して驚く。


「あ、石か。」


そしてすぐその光の発生源がわかった。


先程くっついた石がまた光でどこかを指し示していた。


でも、この後は隣国の首脳との会議があるので後回しにする。



アダムスタ帝国に王族専用の馬車を使ってゆったりとしたペースで進む。


馬車は最初は揺れでお尻が痛くなったが試行錯誤した結果馬車の扉を亜空間とつなぎ、窓の部分だけを繋ぎっぱなしにするという方法で揺れを失くした。


ほかの馬車にもつけたいが時間がかかるのと、扉を閉め窓を無くせば完全にこことは違う場所に行ってしまう。


つまりは何をしても気づかれないということだ。


そこから色々と面倒事などが起きる可能性があるので今は馬車の車輪を衝撃吸収素材を使って作るのと、土魔法を付与して整地しながら走るというふうにしようと国の技術者が考えているところだ。


私の場合は飛んでいったり転移をしたりした方が速いのであまり使う機会はないのだが、国絡みのイベントとなると馬車を使っていかないとだめだと大臣たちが言うので馬車を使うことにしていた。


当然、馬車というものは遅いのでほかの馬車と一緒に走ったり、、


「金を置いてきな!」


盗賊が前方に立ちはだかり国の紋章のついた馬車を襲ってお金を得ようとしたり。


「はあ!」


後ろの方から白馬に乗って現れた金髪の人が盗賊を倒していく。


あくまでも、倒して、だが。


「大丈夫でしたか?」


そして馬車に向かってそう問いかけてくる。


「、、助けていただき、感謝します。」


自作自演というのだろう。


あらかじめ盗賊役を用意して獲物がかかってからさっそうと現れ助ける。


王であれば恩を売り、女王や王女であれば惚れさせつつ恩を売る。


「そうですか、よかった。他にも盗賊が出るかもしれません。

もし良かったら、馬車にご一緒させてもらっても?」


図々しい。


「いえ、大丈夫です。

自衛する手段は持っているので。」


ちなみにこの間も馬に乗っているようだ。


しきりに跨り方を変えている。


「要人に越したことはないでしょう。」


ちょうどその時、新たな盗賊が現れた。


「情報は当たったようだな。」


そう言って襲ってくる。


馬に乗った金髪は一目散に逃げていった。


「ウォーターボール」


初級魔法を手加減した上で放つ。


それだけで盗賊は倒れていく。


そして再び馬車を出発させ、アダムスタ帝国に到着した。


馬車を止めるために案内された場所には既にいくつか他の国の馬車もあり、かなり遠い国のものもあった。


そこに馬車を置いてから執事の人に案内されながら客室に付いた。


「失礼します。」


執事さんがそう言いながら扉を開ける。


「こちらで少々お待ちください。」


「案内ありがとう。」


それを聞いてからどこかに歩いていった。


「お姉様ー!」


そう呼ぶのは1人しかいない。


声のした方を向くと雪国の王女と王様がいた。


「これこれ、仕事できたんじゃから静かにしなさい。」


おじさんに怒られている。


「テスカトル女王、このたびは私の国の王子が 迷惑をかけた。

謝罪する。すまなかった。」


どこかの国のおじさんが近づき、小声で謝ってくる。


「王子?」


「ああ、盗賊を用意してそれを助け、惚れさせてから自分の嫁にしてやるとか言っていたのだが、」


「あの時の人ですか。

やはりそうだったのですね。」


「迷惑をかけ申し訳ありません。」


「いえ、大丈夫ですよ。」


その話が終わった時、ちょうど執事の人が来て会議室に案内を始めた。


途中で、先程ついたらしい各国の首脳と一緒に、会議室に入った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ