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7-11 変わり果てた魔界


私と勇者たちが見たものは衝撃的だった。


魔界の地面が、黒かったものが、赤黒くなっていて、魔界全体に瘴気のようなものが漂っていた。


「とりあえず、冒険者ギルドに行ってみましょう。」


「は、はい、」


ギルドがあったと思われる場所に行くと、そこには黒くなり、崩壊した、建物だったと思われるものがあった。


「な、何があったんだ、これ、」


勇者たちもそれを見て驚いている。


「なにかがあるかもしれないから、少し探してみましょうか。」


勇者たちにそう提案して何が残っているのかを探してみる。


瓦礫をどかしていくと、肉片や服、骨などが出てきた。


(そんな、抵抗せずに逃げても良かったのに、いや、逃げられなかったということ?

魔人、異世界の魔人か、)


「もうこれ以上、この民のものは誰も死なせない。」


軽く弔って死体は消した。


「みなさん、行きましょう。」


戻って来るのを待ってからすぐに出発する。


転移で馬車を持ってきたので早く移動できる。


移動を始めるが、魔物が大量に出てくる。


どれも普通のものより強く、そして数が多かった。


毎回ブラックホールで消してすぐに進もうとするが、何度も止まることになった。


そしてまた、何か大きな音が鳴ったので馬が止まった。


「な、ドラゴンだと、」


イケメンくんがそう呟いた。


「パニッシュ」


ブラックホールの進化版を発動してドラゴン消し去る。


「早く先に進むましょう。

ここに住んでいた人は逃げたと思いますが万が一もあります。」


勇者たちにそう伝えて再び出発する。


だが、すぐに殺せても数が多い。


「私、勇者、その他強い人達で先行して魔物を狩るよ。」


「うん、確かにそれがいいな。」


イケメンくんは何人か選んだが、しっかりと強い人を少しは残しているようだ。


「それじゃあ行きましょうか。」


魔法によるブーストで馬車より速く走る。


魔物が出るが、速攻で終わらせる。


何十匹か殺した頃に、冷静になってきた。


(魔物の強化、数の上昇、いくら殺してもキリがない。

手っ取り早く勇者たちだけを魔王城に転移させて本気で魔物を狩りまくる?)


効率よく狩る方法を考えていると、1番いい方法を思い出した。


「ネクロマンサー」


死んだ魔物をあやつりほかの魔物と戦わせて死んだら再びあやつる。


こうしたほうが良かったことに冷静になったおかげで思いついた。


先程倒した魔物を右側に、今倒した集団は左側に、という感じでどんどん数を減らしていく。


魔王城が見えた。


「これで魔王城に転移できます。

勇者たちのところへ1度戻るよ。

そしてすぐに魔王城に転移をする。

そこから魔王城を制圧していって。」


イケメンくんがこくりと頷いたのですぐに転移してまたすぐに勇者ごと魔王城の正門前まで転移した。


「ここからは勇者たちの仕事、頼んだよ。」


「任せてください!

みんな、作戦通り行くぞ。」


中に入ってくのを見たあと私は上空に行きまだ死んでいない魔物達を確認する。


「ホーミング、ダークランス!」


まだいる魔物に狙いを定めて追尾機能付きのダークランスを大量に放つ。


(これで魔物は全滅、もしこの後魔物の生体バランスが崩れたらダンジョンから持ってこよう。)


「次は、っと」


1度下まで降りて魔王城を見上げる形で魔法を発動させる。


「滅魔結界」


魔族が通り抜けたら即死の結界を貼って逃げられないようにする。


それから私も魔王城に入る。


勇者たちの気配を見つけたのでその気配とは別方向に歩き出す。


「ん?侵入者か、残念だったな、魔王直属四天王の1人、デューク様に合ったお前はもう死ぬ運命だ。」


「あ、このパターン、最弱なんでしょ?

ダークボール」


なんかよくあるパターンだと思い特に考えずに魔法を放つ。


「まさか、四天王で最強、の名を持つこの、デュークを倒すとは、な、」


(あれ?最強だったの?でもこの前来た魔族は魔族最高のレベル60だって言ってなかったっけ?

あ、同じレベルだったんだ。

あ、あの魔族も四天王だったんだ。)


その後も順調に進んでいく。


突如、上の方、勇者たちと魔王のいる方で禍々しい力が膨れ上がった。


(まさか、魔神?でも勇者たちはひとりも死んでないみたい、余裕なのかな?)


とりあえず任せることにして魔王城を進んでいく。


行きあたりの場所で部屋を見つけた。


部屋は今まで何個もあったが、その部屋だけは何故か一際目立つものだった。


作りは平凡だが、ほかの部屋よりも気になる。


なにか上の方で大きな音がしたが、魔王の攻撃ではないのがわかっていたので気にせず部屋を開ける。


「こ、これって、裂け目?」


その部屋は天井がなく、二階にある部屋も合体しているような感じだった。


それでいて部屋の中には3メートル以上ある白い、裂け目のようなものがあった。


「異世界から来たと言っていた、ということはここを通ればあの魔王に占領されたい世界に行ける、ということ?

行ってみなきゃわからない、か。」


私は保険を残してその裂け目に身を投じた。




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