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転んだら転生したので異世界でやりたいことやります  作者: 凍てつけ
『女王』 シャルティア・テスカトル
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6-7 ドワーフ国との会談


亜人国から出てドワーフ国の目の前に転移する。


そこから歩いてドワーフ国の前に来る。


「ああ、幸せだ。

あなたのようなとても麗しい女性に会えるなんて。」


ドワーフ国に入る前に男の人が話しかけてきた。


「よろしければあなたの1日を貰ってもいいでしょうか?必ず楽しい1日にします。」


その人は私の方に向き直り、手を出してくる。


「すいません、私、今日は多忙なんですよ。」


「そんな、」


その男はとても悲しそうにした。


「あ!それなら俺がその多忙な1日に付き添わせてください。」


(え?ストーカー?)


「いえ、見ず知らずの人を連れていくのはダメなんですよ。」


「あ、もしや既婚ですか?」


「いえ違いますが。」


「それならいいではないですか。」


その男はしつこく同行を求めてくる。


「すいません。これから行く場所が場所なので、普通の人では行けないのですよ。」


するとその男は勝ったような顔をして口を開いた。


「大丈夫だよ、なぜなら俺は公爵家の長男なのだから。」


私はその言葉で納得した。


(この人は公爵家の長男という立場だからお嫁さんでも探してるんだろうな。

それで私のことを見つけてナンパしに来たんだろうね。)


「すいません本当に今日は多忙なので、」


私は嘘はついていない。


なにせこの後、ドワーフ王と会談をして次に人魚姫と会談をする。


その会談がどれだけの時間がかかるかわからないので急がなければならない。


だからといってその内容を話せば、王族の嫁が欲しいとか考え出してさらにしつこくなる可能性がある。


「また機会があれば会いましょう。」


私はそう言って男の横を通り過ぎようとする。


が、男はそうやすやすと通してくれなかった。


「おい、俺は公爵家の長男だぞ、今日1日一緒にいさせてやると言ってるんだ。

従うのが普通だろ。」


男はそう脅してきた。


(なら私も脅すからいいよ。)


「え!公爵だったのですか!公爵家と言っていましたが名前はなんというんですか?」


最初に公爵と言っていたのを無視したが今回は聞いたような感じで名前を聞く。


「やっと俺のすごさに気づいたか、名前はな、モンバッツ公爵家だ!」


「モンバッツ公爵家の長男ですね。

私の自己紹介もしておきましょう。

私はシャルティア・テスカトル。テスカトル王国の女王です。」


「な、じ、女王!

う、嘘だな。そんな嘘をついたってバレバレなんだよ!」


「なら私のこれからの仕事についてきますか?」


「その嘘がどれだけ続くかわからないがこの俺が見てやろう。」


結局、ついてくることになったが諦めてドワーフ王の元へ行くことにした。


「何のようですか。」


「ドワーフ王との会談できました。

ちなみにこの人は関係ないので通さなくて結構です。」


「確認してきますのでお待ちください。」


兵士は走って豆腐建築の城の中へ走っていった。


数分で戻ってきた。


「名前をお聞きしてもよろしいですか?」


「シャルティア・テスカトルです。」


「どうぞ、ドワーフ王がお待ちです。」


私は城の中へ入っていく。


当然のようにあの男が入ろうとしたが兵士につまみ出されていた。


後ろから「俺は公爵家の長男だぞ!」と聞こえてくるがそれでも入れてもらえなかったようだ。


(人の言うことを信じないからそうなるのに。)


私はそう思いながら兵士について行く。


「こちらです。」


部屋に案内されたのでそこに入る。


「よく来たなシャルティア女王。」


「会談の時間を頂きありがとうございます。

それでは早速本題に入らせていただきます。」


「貿易がしたいということだったな。

こちらはこの前出現したダンジョンが欲しいんだが?」


(おぉ初めて出たなダンジョンの話。)


「なぜです?」


「ふっ、わかっているだろうに。」


「はいわかっています。ですが、あなたがどれだけの情報を持っているのか興味があったので。」


あの冒険者ギルドから噂、冗談などの話でどれだけの伝達速度があるのか知りたかったのだ。


「聞いたのはダンジョンと、とても価値の高い宝があったという話だ。

後はそこには入ろうとした冒険者がいたが、無理だった。

それで一度だけ入ったことのある冒険者が受けた依頼主のシャティを探して連れていってもらうと冒険者たちが息巻いていたくらいだな。」


「全部じゃないですか。」


「これくらい当然だよ。」


それで宝があるダンジョンを1つ貰いたいと、


「悪いのですがダンジョンを渡すのはできないんですよ。」


「理由をお聞きしても?」


理由としてこの前の会議で話したことと同じことをドワーフ王に話す。


「ですから冒険者の掃除を終えたら解放しようと思っているのですよ。」


「それはなかなか大変そうなものですね。」


「そうなんですよ。」


私はアイテムボックスからこの前のダンジョンで回収した腕輪を出す。


「これがダンジョンの宝箱に入っていたものです。」


そう説明する。


「ふむ、確かにとても価値があるのがわかるな。だが何故シャルティア女王が持っているのかな?」


「そのシャティというのが私だからです。」


「これは驚いたな。

ということはダンジョンに入れないのはあなたの仕業だということだな。」


「あはは、頭の回転が早いですね。」


ここで話がそれていたことに気づいた。


「おっと、話がそれていました。

テスカトル王国はドワーフ国の精密な技術が欲しいんですよ。」


「はて、どういう事かな?」


「テスカトル王国から材料をそちらに渡して、そちらは私の方から出した要望をその材料で作っていただきたいのです。」


それである程度納得したようだ。


「もちろん出来上がったものに釣り合うものと交換しますが、」


「いや、こちらは材料で作るものの設計図さえ貰えればいい。

きっと、この世界にはないものを作るのだろう?だからドワーフの精巧さを欲した。」


「あはは、ドワーフ王にはかないませんね。」


「王になったばかりのシャルティア女王には負けてられないからな。」


ドワーフ国とのぼうえきはそれで成立した。


そして私はドワーフ国から次の目的地に向かうのであった。



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