表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転んだら転生したので異世界でやりたいことやります  作者: 凍てつけ
『女王』 シャルティア・テスカトル
43/103

6-5 会議2と女王の仕事


2つ目の議題について話し始めた。


「では、2つ目の議題なのですが、、、」


そこで沈黙が流れた。


「あの、どうして今ご飯を食べているのですか?」


大臣が投げかけた質問。

それは私が今ご飯を食べているということだった。


「すみません、グランドマスターに話をしに行って帰ってきたら既に時間になっていたので今食べているところです。」


「はあ、そうですか、」


「私のことは構わず続けください。」


「わ、わかりました。」


私はとても速く、なおかつ優雅に今日の昼ごはんを食べ進める。


「では本日二つ目の議題に移ります。

2つ目のものが今回の本当の目的で、各国との貿易についてです。」


(貿易か、今はどこと貿易をしているんだっけ?)


「現在は、アダムスタ帝国だけど貿易をしています。」


(へー、一国としか貿易をしてないんだ。

あ!そうか、テスカトル王国は食料自給率が多くて、自分たちの食べ物は自分たちで作れるから他国と貿易をする必要が無いんだ。)


「今までは、魔王がいたので、必要最低限の貿易しかしていなかったのですが、魔王は倒されたので、貿易をするルートの被害が急激に減っていったのです。」


魔王は国と国とが貿易をしないことで、戦力の低下などを考えていたのだろう。


だがそれが消えたことで、魔王の指示がなくなり、貿易がしやすくなった。

ということらしい。


だから、テスカトル王国も貿易国を増やそうと、


「誰か、貿易をする相手国を推薦する人はいますか?」


「エルフ、獣人の国とドワーフの国、人魚の国、後は勇者の収める国と貿易をするのがいいのでは?」


私はそう提案する。


「女王様、何を貿易するのですか?」


エルフと獣人の住む国は両方とも自然の恵みを生かし、他国に負けない品質の果実を作っている。


それに、最近は果実酒も作り始めたのを聞いている。


「はい、エルフと獣人からは果実と果実酒を貿易、相手国が何を望むかはまた後日聞きに行きましょう。」


「ではドワーフ国は?」


ドワーフの国のドワーフは皆、手先が器用で、精密な物を作るのに優れている。


「私たちの国で材料を用意する代わりに、相手国にその材料で私たちの国の望むものを作ってもらおうと思って。」


「ふむふむ、例は後で聞くことにします。」


「人魚の国は鮮度の高い魚を貿易でもらおうと思っていましてね。」


お魚。テスカトル王国では唯一入手出来ない食べ物だった。


なのでぜひとも人魚の国と貿易をして魚を、刺身を食べられるようにしたい。


(そう言えばアダムスタ帝国は鉱石の取引だったよね。)


これが上手く行けば、テスカトル王国にいろんなものが揃うことになる。


(でも、自分たちの利益だけではなくて、相手国の利益も考えなくては、下手をすると戦争にもなる。)


昔、自国の利益だけを求めて他国から一斉に戦争を仕掛けられた国があったのを本で読んだ。


(それだけは避けたい。)


今回の議題の2つ目は貿易について。


今日はどこの国と貿易がしたいかを考えるだけだ。


今日この後、大臣の何人かはここに残り貿易がしたい国に手紙を書き、それを冒険者は伝書鳩に渡して相手国に送る。


ちなみに私はこの後、女王としての仕事が待っている。


それは、この国で私が女王になってからの資金の会計書類や各領地イベント申請その他もろもろに目を通して、不正がなく、それが必要であればサインをする。


だが、それの説明が不足していたり、用途不明の金額があったりしたらそれを調べに行かなければいけない。


最初は調べなくてもいいという考えだったらしいが、それを調べに行った人が買収される可能性があるので、王自ら行くことが推奨されるようになった。


(まあ、それでも今まてまの王様は仕事が多かったから行かなかったんだよね。

ま、私は絶対に行くけど。)


会議が終わったのが夕方頃なのでまだ夕食まで時間がある。


メイドが持ってきてくれた書類に目を通していく。


全ての会計書類は

・何を買ったか

・いくらしたか

・なぜ買ったか

を書いてくれている。


一様、私の作った真偽魔法でその書類に嘘が書かれていないか最後に使っている。


2時間ほどで会計書類を確認し終えた。


メイドの人が新しく出来た私の執務室に食事を持ってきてくれた。


「食事を持ってきました、女王様。」


「ありがとう。あなたはもう食べたの?」


「これからでございます。」


「そう、じゃああなたも食べましょう。」


「いえ、そんな無礼なことは、、」


なかなか強情だ。


「女王の言葉を無視するのかしら?」


「は、はい。わかりました。

お先に食べていてください。すぐに私の食事を持ってきますので。」


そう言ってメイドは扉から出ていった。


数分でメイドが戻ってきた。


「では食べましょうか。」


メイドとご飯を食べ始める。


「あれ?あなたと私では食べているものが違うのね。」


「はい、女王様と私では位が違うので同じものを食べるなんて、そんな恐れ多い、」


私とメイドが食べる食事は全く違うもので、私の方は高級食材を使っているのが良くわかる。


(メイドが食べているあのコロッケ、、メイドの方に日本の料理に似たものがあるなんて!食べたい!)


心でそう思っていてもなかなか言い出せない。


「あの、私の料理になにか付いているでしょうか?」


「え、あ、いや、そうじゃないの。」


私はどうやったらあれが貰えるか考える。


(あ!いっそ勝手にとってしまおう。)


「もーらい。」


私はそう言ってフォークでハンバーグを素早く切り口に運ぶ。


「んー!やっぱり美味しい!」


「あ!女王様!はしたないですよ!」


「え?とったことは怒らないの?」


「それは別に起こりませんよ。私は女王様のおかげでここで働けているのですから。」


「これあげるからハンバーグと交換してくれないかな?」


私は敬語を忘れ、メイドにそう言っていた。


「え?こんなものが欲しいのですか?いいですよ。

それに交換もしなくていいですし、」


「ダメだよ、それだとあなたが食べるものが少なくなるでしょ?」


「いえ、ですが、」


またしても反論をしてくる。


「女王の言葉が聞けないのー?」


「女王様だからこそですよ。」


「うぐ、」


確かにメイドのいうこともわかる気がする。


「もう、じゃあ勝手にやるからいいよー。」


フォークで私のメインディッシュをメイドのさらに移して、メイドの皿からハンバーグを取る。


「ねえいいでしょ?」


「はあ、言ってもダメですね。」


メイドはそう言ってい私が渡したものを食べ始めた。


食べ終わりメイドが私の分も含めて食器をかたしてくれた。


「さて、続きを始めるか。」


そう言って、私は10時頃になるまで書類わ確認し続けていた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ