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転んだら転生したので異世界でやりたいことやります  作者: 凍てつけ
『女王』 シャルティア・テスカトル
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6-3 女王とダンジョン


朝起きて身だしなみを整えて、変装魔法が解けてないか確認。


今のキャラにあった服を着て朝ごはんを済ませる。


馬車(王家の紋章がついていない)を運転しながら今回の依頼の待ち合わせ場所の城門前に止まる。


そこで少しの間待つ。

今回の依頼は朝イチからのものでまだ人通りが多くはない。


「どーも、今回の依頼を受けたパーティーってめちゃめちゃべっぴんさんだ。」


「よろしくー。」


「どもっ。」


「はやく出発しよーぜ。」


最初の人の言葉は無視する。


ここに来たパーティー(不運なことに全員男)がついて早々馬車に乗り込み適当なことを言う。


(やっぱりマナーがないんだよねー。

いちばん安い馬車にしといてよかった。)


「私が今回依頼させてもらったシャティです。

それでは早速出発します。」


馬に鞭を当てて馬車を動かし始める。


馬車をここからいちばん近いダンジョンに向かわせる。


「シャティちゃんは彼氏とかいるの?」


気持ち悪い声でそう問いかけてくる冒険者、、仮にAとしましょう。


「いえ、いません。」


「へーそうなんだー。」


その答えで満足したのかAは黙りました。


「みなさんの使う武器とかを教えていただけませんか?」


私は一様聞いておきたかったことを聞く。


「俺は大剣。シャティちゃんが疲れたら俺がだっこしてやるよ?」


「いえ大丈夫です。」


「俺は二刀流です。」


そんな感じで次々と話していく。


そのパーティーは前衛ふたりに中衛がひとり、後衛(弓使い)がひとりのパーティーだった。


「私は治癒魔法が少し使えるので少しならみなさんを癒せそうです。」


少し、と言っておく。

こうすれば無駄に危険な特攻をすることはなくなるのをこの前魔王討伐をしている途中に聞いた。


「じゃあ、俺のことを癒してくんないかなあ?」


Bがそう教えてくる。


「どこか痛いのですか?」


これからダンジョンに行くのに、戦えないのでは意味が無いので少しは治すために聞いてみる。


「ああ、体を使って癒してほしいなあ。」


「確かにそうだな。」


「「あははははー。俺も賛成だわ。」」


そんなくだらないことを言ってくる冒険者たちを無視していると目的地についた。


「さ、つきましたので皆さんには頑張ってもらいます。」


軽く無視をしながら冒険者たちにいった。


「ここが噂のダンジョンか。よし、がんばるかー。」


「ああ、そうだな。」


そう言って私の方を下衆な目で見てくる。

不快な気持ちになる。


「おい、そういうのは外じゃなくてもっと中の方でやらなきゃいけねーだろ。」


Dが小さな声で仲間に耳打ちをしている。


(はあ、やっぱりそういう事だったのか。)


私は心の中で深いため息を吐いた。



「ここがダンジョンか、結構入り組んでんな。」


「ここなら何してもバレなさそうだぜ。」


「確かにそうかもな。」


それは聞こえなかったことにして、冒険者たちの前を歩いていきます。


ちなみに魔物は全て神眼を使って未来を見て、どこにいるのかをすべて確認し、それを避けている。


でも、先程の会話でイラッときていたので神眼を使い、今度は未来ではなくゴールになる場所を探してその道を歩いていく。


(やっぱり不自然に魔物に合わないとダメだよね。それに行き止まりも当たった方がいいと思うし。)


「お、魔物がいるぜ。」


そこには狼型の魔物が3匹表れた。


だけど4人が前に出て戦いを始める。


最初は様子見で硬直状態が続いていたがAが大剣で横薙ぎにすると魔物は死んで粒子となって消えていった。


「普通に弱いな。

こんな雑魚誰でも倒せんだろ。」


その後も魔物に遭遇しながら進んでいく。


6時間ほどでダンジョンの上に行く階段がある場所についた。


最初に見たダンジョンの高さと今いる階層のことを考えるもこのダンジョンは全てで3階層ほどだと思う。


その後も進み続ける。


(ん?あれは宝箱かな?)


最短ルートを探すために壁などを透視していると、箱を見つけた。


(いかにもお宝が入っていますよ感がある。)


私は偶然を装ってそこに行き着いたように見せることにした。


既に冒険者たちは喋らなくなった。


(戦うのに疲れたのかな?

やっぱり閉鎖空間だから余計神経が削れるんだろうなー。私はそんなの感じないけど、)


そう考えていると宝箱の前までつく。


「なんでしょう、箱がありますね。」


「ありゃ宝箱じゃねーか?確か砂漠の移籍にもあるって聞いたぜ。ありゃ俺のもんだ!」


そう言ってその宝箱に走って向かうA。


「おーすげー!金色の腕輪がふたつも入ってるぜ。こりゃ高くなりそうだな。」


「これで今度性奴隷でも買うか。」


「おお、そりゃいいなー。」


適当な話で盛り上がっている。


「それでは行きましょう。

そちらは行き止まりのようですし。」


そう言うと冒険者たちは頷き再び歩き始める。


あれから更に8時間もかかり3層に着いた。


時間的にはもう夜だと思うので今回はここで眠ることにした。


「今日はここで野宿することにします。

元々依頼内容に野宿ありと書いておいたので持ってきていますよね。」


「ああ。」


「私はあの角の先で眠るのでみなさんはこちらに来てはいけませんよ。」


「もちろん。行くわけないだろ。」


私はその表情で疑いたくなり、読心を使って心の中を読む。


(ハー、4人ともこっちに来る気なの?最悪。変態。)


とりあえず角を曲がってからそこで結界を貼り角を曲がれないようにする。


体の汗を取り除いてテントをアイテムボックスから取り出す。


「皆さん夜ご飯は食べましたか?」


「いや、まだこれからだが、一緒に食べたいのか?」


「いえ、少し分けようと思っただけです。」


「いや、それは大丈夫だ。

それよりも話したいことがある。」


そう言ってこっちに来いとジェスチャーをしてくる。


私はそちらに進もうとした時に危険察知が反応した。


そのまま歩きながら未来を見る。


その結果はふたりが前から私の腕を拘束して残りのふたりで私のことを犯そうとしていた。


(今回は証拠を残せるような状況じゃないですからどうしましょう。

あ、確か腕輪を打って性奴隷を買うとか言ってましたね。)


そこまで考えてこの男達の処罰を思いついた。


近づいていくとBとCが走り出して私の隣に近づいてくる。


「ど、どうしたんですか!?」


混乱しているように見せる。


「シャティちゃん。俺たちの子供を孕んでもらうぜ。

可愛い顔してるからいけないんだ。」


目を瞑りながらそういってくる。


「すいません、何を言ってるかわかりません。」


私はそう返す。


「へ、すぐにわかることだ、ぜ?」


Aが目を開けると広がった光景、それは走っていった男ふたりが倒れているというものだった。


「さ、次はあなた達ですね。」


相手には何も言わせずに、魔眼を使って強制的に眠らせる。


空間魔法で男のポッケから腕輪を取り出して、回収。

その後に男達をダンジョンの外にワープで放り出す。


ダンジョンには私しか解けない結界があり、それは通れないのでこの男達なまたここに来るのは私がいくつかのダンジョンの調査を終えて様様な手続きが終わったあとだろう。


「やっと解放されたー。」


私はそう呟きながら自分にかけている変装魔法を解除していつもの姿に戻る。


すぐにテントをしまい、ダンジョンのいちばん奥まで飛びながら魔法で魔物を殺しつつ進んでいく。


冒険者たちを外に出してから5分ほど飛んでいると、最奥だと思われる場所についた。


そこだけは今までの通路とは違い広々としていた。


その中央には狼人のような者がいた。


「グガ、キタカニンゲン。ショウブダ。

キサマガシンデモワレガソノカラダデアソンデヤロウ。」


言葉を話してくる。

だが、正直わかりにくい。


「無帰の剣」


少しイラッときたので一気にトドメを刺しに行く。


一撃で倒れてしまった。


「あれ?確か魔王だったよね?こんなに弱いの?」


だが過ぎたことなのでそれ以外は考えないようにした。


先程まで戦っていた足場が光り出す。


前を向くと先程倒した狼人が再び粒子が集まり形成されていくのがわかる。


(無限に戦えるようになってるんだ。)


そのシステムに興味を抱いた時には既に私はダンジョンの外にいた。


男達はまだ眠っている。


(私冒険者を持ち上げる力ないから置いていこう。)


こうして私の初めてのダンジョン攻略は終了した。



ちなみに男達は私がギルドに行き、何があったかを教えると、ギルドの職員そこに救援に行くと同時に強制労働環境への送還、ランクの格下げが言い渡された。


だが、それを私が知ることは無かった。





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