4-5 相談解決
放課後になった。
昼休みに2人で話したけ結果、依頼人の話を聞いてからどうするか決めることにした。
放課後になって、部室に行く。
「まだ来てなかったね。
じゃあ机の用意でもしよっか。」
みずきちゃんの提案に乗って依頼人の分も入れた机と椅子の用意をした。
それから数分間してから依頼人と思われる人が出てきた。
「こんばんわ、部長のシャルティア・テスカトルです。」
「わたしは瑞希だよ。」
「僕の名前は」
「名前は名乗らなくていいよ。情報の漏えいは避けたいですから。匿名ということにしてますので。」
「わかりました。」
それから依頼の内容の再確認を行う。
「では、その相談の解決のために、私たちのどちらかに話してみてください。」
「はじめは私がいいなー。次はティアちゃんね。」
「では初めはみずきちゃんからにして、みずきちゃんがオッケーを出したら次は私がやります。」
そして、女子と会話して何がウケるかを知るための練習が始まった。
はじめの方は難しそうにしていたけども、時間が経つにつれてだんだんと趣味などをうまく聞き出せて遊びに行く約束をするまでできるようになった。
「コミニュケーション能力が格段に上がったみたいですね。
それならもう大丈夫でしょう。」
私はそういうと、依頼人は元気よく頷いて、部室から出ていった。
「いやー疲れたね。」
「なかなか上手かったですね。」
「私は誰とでも話せるからね。」
その後私たちは少しだけ話をして帰ることにした。
翌日、放課後になって帰ろうとするとひとりの男子生徒がみずきちゃんを呼び止めた。
「すいません瑞希さん、少し時間いいですか?」
「え?あぁ依頼人さんですね。
何かな?」
依頼人は少しだけ改まって姿勢を良くしてみずきちゃんの前に立って頭を下げた。
「僕と、付き合ってくれませんか?」
「え?」
「お〜」
依頼人さんはみずきちゃんに告白をしたのだ。
少し面白そうだったので声を出してしまった。
さてどうなるのかと思っていたがその答えはとても単純で相手がかわいそうな答えだった。
「ごめんね。
私の恋人はティアちゃんだから。
もしもティアちゃんに恋人ができたら、私もその人の恋人になるもん。」
「えー!」
その答えにいちばん驚いたのは私だった。
「アハハ、やっぱりそうだよね。
でも時間をくれてありがと、じゃあね!」
ふられた子は当然のように行ってしまった。
周りで見ていた男子生徒が学年問わずざわつきながらスマホをいじっているのが見えた。
当然ながら私たちの写真を撮る人もいて、少しだけ恥ずかしくなって早足に帰ることにした。
次の日、みずきの爆弾発言により、学校中のティアとみずきが好きな人がティアを狙うようになったのは言うまでもない。




