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2-7 港へ

コメントにより誤字脱字を見つけたので直しました。


ドワーフの街から3時間ほど馬車で移動すると山を越えたところで海と街があった。


「キサラギさん!海ですよ海!綺麗ですね!」


私は前世でも一度も見ていない海にとても興奮した。


「ティア、あそこの港町で一日とどまってから出発しよう。」

「はい!」

「でもあの港町って人さらいが多いらしいぞ。」


馬を歩かせていたテイナーさんが言う。


「それは危ないですね。外出する時は二人一組にしましょう。」

「俺もそれでいいと思うぞ。」

「さんせーい」

「慎重に慎重を重ねないとな。」


そうこう話しているうちに港町についた。

三人を先に行かせてまた私はこの街の領主に話をしに行った。



話はスムーズに進み、協力を要請することも出来た。


「水着買っていこうかな。」


そう考えてまだ見ぬ海で泳ぐための水着を買いに行く。


「いらっしゃいませ水着を仕立てますか?」

(何このデジャブ感。)

「水着を買いたいのですが、」

「わかりました。ではこちらに」


店員についていき、スリーサイズをまたはかる。


そして少し待つと店員さんが仕立てた水着を持ってきた。

それは、普通のよく見る水着が二着にワンピースが1着、帽子が一つと防水が施された上着が2着。


「こんなに沢山ありがとうございます。これがお代です。」

「ありがとうございました。」


沢山水着を買ったが残念なことにそんなに長くは滞在しないのでお蔵入りになりそうだ。

そんなことを考えながら大通りを歩いていると屋台があり、そこには食べ物が売っていた。


「すいません、そのお米をくれませんか?」

「ああ、いいよ。値段は1キロで銀貨5枚だけどお嬢ちゃんは可愛いから銀貨1枚でいいよ。」

「ありがとうございます。」


屋台のおじさんからお米をもらってアイテムボックスに入れる。

お米が1キロで銀貨5枚はなかなか高い。

宿は1泊銀貨1枚で、食事は1食銅貨5枚で食べられる。


(でもお米が食べられるならいいかな。)


私は宿に帰った。

宿に帰るとキサラギさんが待っていてキサラギさんのそばに1人の女の子がいた。


「キサラギさん、その女の子は?」

「この子は誘拐されてるところを助けたんだよ。これから行く海に家があるらしいから連れていく。」

「わかりました。」


その日、私の部屋に新しい客が増えて少しだけお話ができて楽しかったのは言うまでもない。




次の日私たちは海に向けて出発した。

私は買ったばかりの水着を着た。

着心地は思いのほか良くて肌触りもよかった。


(水の中気持ちいー!)


楽しみにしていた海はそこまで冷たくはなく女の子と一緒に泳いでいた。

そして女の子について行くと、神殿のようなものがあった。


(なにあの赤い槍?まさか、)


そう思うより早く赤い槍の周りの魔法陣が反応してそこに巨大な何かが現れた。

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