2-5 ペット飼います。
サラマンダー。それが蛇の名前だった。
私はサラと呼ぶことにした。
「サラ、外に出るよ。おいで。」
そう言うとサラはすぐに私の首元に巻きついた。
私が瓶を割ってからさらが出てきて私に決闘を申し込んできた。
その時びっくりしたが水魔法を使って、サラマンダーを囲みサラマンダーがそれを蒸発させる前に岩を頭に落としたら簡単に倒れた。
それから私の従者、、ペットになったのだ。
遺跡の宝をすべて回収して転移魔方陣に足を載せる。すると目の前が輝いて気づくと砂漠にいた。
「ラッキーだな、みんな。」
「キサラギさん何でですか?」
「ほら、あそこ見てみろよ。」
キサラギさんの指さす方向を向くとそこには街があって今日は野宿ではなく、宿で眠ることができそうだ。
少し歩いて街についた。
街はドワーフたちでいっぱいでもんを守る兵士にドワーフ王に会えと言われて王がいる方向へ向かっている。
ドワーフの王城は豆腐建築だった。
思ってたんとちがかった。
でもとても白くて毎日掃除しているようだった。
そして私はドワーフ王に挨拶をした。
「ドワーフ王様、この度はお招きいただきありがとうございます。」
「楽にしていいぞ。」
「ありがとうございます。」
私はほかの3人を先に宿に行かせて、ドワーフ王とお話をしていた。
「さっそく、質問なのですが、現在魔王はどのように動いているか情報はございますか?」
「そう来ると思っていたよ。でも、情報は何も無いね。」
「、、、嘘はいけませんよ。ドワーフ王。」
「嘘はついていないぞ。」
「人は嘘をつく時に体のいろんなところが反応しますから、分かりますよ。」
「すまないね、こちらでシャルティア様がどれほどのものなのか試させてもらったのだよ。」
「そうだったのですね。」
「さて情報の方なのだが、今魔王軍はどこにも攻撃せずに城に引きこもっている状況だ。」
「怪しいですね。なにかの下準備でもしているのでしょうか?」
「そこまでは偵察隊の戦力ではわからない。」
「ありがとうございました。それと、これをどうぞ。」
私はドワーフ王に腕輪を渡しておく。
「その腕輪は、念じれば転移魔法を魔力なしで使える腕輪です。」
「これはこれは、ありがとうございます。シャルティアさま。」
「それでは私はこれで。」
私は席を立ち仲間の泊まる宿へ歩く。途中で髪留めを見つけて可愛かったので買って宿についた。
先に来ている人のことを聞くと、部屋を一部屋しかとってなかったのでもう一部屋借りて私はそこに荷物を置いた。
隣の部屋にいるキサラギさんたちに戻ってきたことと部屋を借りたことを伝えて部屋に戻る。
私はタオルと着替えを持って宿にある温泉に行った。
温泉はまだ早い時間なので貸切状態だった。
日本とは全く違い、新鮮さを感じながら温泉を堪能した。
「お風呂って英語でホットスプリングスだったっけ?」
とても気持ちよくて頭が少しおかしくなったがすぐに持ち直して温泉から上がった。
「皆さんそろそろご飯を食べませんか?」
私は着替え終わり宿に来る前に買った髪留めでポニーテールにしていた。
「あ、ああそうしようか。
ここに来る途中でレストランを見つけたからそこに行こう。」
三人の視線がうろうろしている。
気にせずキサラギさんが言ってたレストランに行くことにした。
レストランは洋食の料理が多くてどれも美味しそうだった。
サラは何も食べていない。
「サラ、なにか食べないのですか?」
「俺は魔力を栄養源としているから食事は不要なんだぜ。」
「そうだったんですか。」
料理が運ばれてきた。
スパゲッティとハンバーグに似たものとパンにシチューだった。
キサラギさんはなんか違うと言っていたが私は食べること自体が久しぶりなのでとても美味しく思えた。
その後、店長に相談してハンバーグを特注してアイテムボックスに入れておいたのはみんなには秘密だ。
今日から私は日記を書くことにした。
そして日記を書く前に私は今やろうとしていることと、やりたいことをなるべく書くことにした。
・魔王を勇者パーティーでたおす。
これだけ書いて私は寝た。