イタズラは誤解を生む
「ここは異世界?」
ミナセ ショウタって人がここは異世界?
って聞いてんだけど、明らかに現代じゃない生物がいるでしょうに……
【あたりまえでしょう】
【何言ってんだコイツ】
「うわっ!?
なんか出た!?
ゲームの……テキスト?
ウインドウ?」
「なんと!
システムウインドウが、もとい
システムガイドが見えると申すか!」
びっくりだね
【ショウタ・ミナセLV.1】
【トリック・スターLV.5】
【勝てますね】
「戦わないよ?」
「僕よりレベル高い!?」
【あなたのスキルを読み取ります】
【瞼を閉じてください】
「はいよ」
【今です、変身を使ってください】
【スキルをコピーしてください】
「変身!」
種族【現人神(黄金水神)】
容姿:ヒューマン♂
HP300【生命力:300/350】
MP無限
攻撃力20
防御力9
魔法攻撃力?【スキルレベル依存】
魔法防御力?【魔力吸収】
俊敏性MAX+α
解除トロフィー:マーチヘア :イタズラっ子 :サポートスキルが遊び始めた者 :首狩り族 :サポートスキルがとうとう巫山戯だした者 :サポートスキルに嘗められし者
:ウサギマニア :空へ
:変態 :ウサギの参謀
:サポートスキルが気分屋になっている者
【アクティブスキル】
【水中呼吸LV.MAX】
溺れない
【浄水LV.MAX】
浸かった水は綺麗になる
スキル一覧
【強制排尿LV.MAX】
その場で失禁させる
【尿意促進&抑制LV.MAX】
マニア専用
【紅茶LV.40】
美味しい
【ビールLV.20】
二十歳を越えてから
【水棲生物操作LV.MAX】
エロ同人みたいに!
エロ同人みたいに!
【水分操作LV.MAX】
水が含まれていれば操作可能
わぁお……
「変身!
もういいよ眼を開けて」
「どうだった?」
「あのね〜
素早さとMPは
わかんないんだけど他のは
こんな感じ」
【表示】
▼▼▼
僕は、MPと素早さを省いてシステムガイドさんと説明した
「うわっ……酷すぎる……
完全に邪神だよ……」
【実に平和的ながらも】
【まさにエロ同人】
「僕の本当の姿は餡ころ餅だし、HP1
攻撃力1
防御力1
ワンパンで殺られるタイプのステータスだから
文句言わないの」
「弱すぎ!?」
「スキルだけ充実してるの、ステータスはスピード重視さ……」
「HPも防御力も攻撃力1って……
逆に何か裏が有りそう……
スピード重視ってのも気になるし、当たらなければどうという事はない系じゃないの?」
「まあね
スリップダメージも有るし」
「どこぞのゲームの骨かよ!!」
「知ってんの?
僕も最初はそう思ったよ〜
でもリスポーン出来るらしいし
リスキルが心配かな」
「リスポーン!?
僕も出来るかな……?」
【不可能】
「あっそ……」
「とりあえず一緒に行く?
何なら人が住んでる所まで案内でも良いよ
さすがに、中には入れないけど」
「右も左もわかんないし、願ったり叶ったりだけど
町とか村とか有るの?
てか、行った事有るの?」
「行った事は無いけど、システムガイドさんが
マップ表示と視界に矢印映してくれてるよ」
【行き先:ここから一番最寄りの町――】
行きますか?
はい:いいえ
「はい!」
「そうそう、あれやっとかないと!
よろしく」
【トリック は なかまになりたそうに こちらをみている】
【なかまにしますか?】
はい:いいえ
「はい!」
「オッケー♪
僕達は君の仲間だよ♪」
「みかたがふえたよ〜」
「やったね! ウサちゃん!」
【ミミック と ウサギ たちが なかまになった】
テーレレレレレレー♪
テーレレレレレレー♪
テレレレレレーン♪
「これ、どこから鳴ってんの?」
「システムガイドさんが僕のゲーム脳から鳴らしてくれてるんだと思うよ?」
▽▽▽
僕達は矢印に従い進んで行くと、騎士団っぽい人達が見えてきたと思ったら
システムガイドさんが警告を鳴らした
【敵対的存在を多数確認】
【戦闘準備はよろしいですか?】
「えっ?
敵なの?」
「貴様がウサギを先導する犯人か!!」
「えっ!?
僕は唯、町に案内してもらって……」
「問答無用!!
貴様がウサギを従えている事は一目瞭然だ!!」
「ち……ちょっと!
トリック!?
説明してあげて!!」
「へい!
わかりやした親分!!」
「やはり貴様か!!
喋れるウサギは珍しいがとにかく今は
貴様を討たせてもらおう!!
団長の私自らなぁ!!」
【オンナキシ:くっころバカモン】
――せつめい:プライドがたかく つよきな せいかくから
じぶんよりも つよいてきに むかっていき
いともたやすく いのちをおとしたり とらえられるが かいらくに よわく
2コマで かいらくおちすることもある
「もっきゅ!
もっきゅ〜ん?」
「くっ……誇り高き騎士団の団長ともある私が!
このようなウサギの誘惑に等屈しない!!」
ちょろそうだよ、この人
【女騎士はチョロいと相場が決まっています】
「何はともあれ
我々は女騎士団として悪は討たねばならん!!」
「団長〜
いくらなんでも3人で騎士団ってのは無理が有るんじゃ……」
「何だと!?
軟弱者め!
手分けして犯人を探しているんだ!!
仕方ないだろ!!
たまたま、私のいる所を通るとは
運の無い奴だ!!」
「本当だよ……僕の運は最低値なんじゃないの?」
【運MAX
ラッキースケベMAX
ですよ、男性の味方
女性の敵です】
「くらぇいぃぃぃ!?
あ……んっ……くぅぅぅ……あ……ああ…………
きひゃま……なにをひた?」
【擬音:びちゃびちゃ……チョロチョロ……】
「咄嗟に……強制排尿?」
「使っちゃったか〜」
「仕方ないでしょうに!!
襲ってくるから!!」
【不可抗力です】
【正当防衛やむを得ない】
「団長に何を!!
っ!?
だ……団長……私も……漏れ!?」
「尿意促進……
僕は戦闘は好まない……
戦うなら、このまま団長の様に漏らす事になるけど?」
「卑劣なぁ……
私は団長の様に漏らす
なんて脅しには……くぅッ!?」
「ならば団長の様に漏らさない様に抗ってみれば?
団長と違って、尿意促進しただけだし?」
「くっ……殺せ!!
団長の様に無様に漏らすくらいなら……んあっ……」
「きっ……貴様ら!!
一々
私を引き合いに出すな!!」
「そっちの人も、この二人の様になりたくなければ
撤退するといいよ?」
【Mr.ミナセ
端から見れば貴方は立派な悪役です】
「悪の道を進め!」
「ミィ君、意外にノリノリだね〜」
「親分なんて言ってちゃんと説明しないから……」
「親びん
の方がよかった?」
「そういう問題じゃないって」
「私は漏らすのも、我慢するのも御免蒙る……
私は戦わない」
「くっ……漏らして……たまるか……」
「裏切り者め!
漏らさば諸共だ!!
お前らも漏らせ!!」
「「だが断る!!」……あっ……」
【二人め脱落】
「ハハハハ!!
お前も漏らしたか!!
後はお前も漏らせ!!
ハ……ハハハ……ああっ!?
ひっ……ああ……ん……んん
な……なにをひゅる!?」
「いや、今のは僕じゃないけど……」
「団長……」
「嘘をつくにゃ!!
わらひが……じぶんから漏らす訳にゃいのら!!
そんにゃ目で見るにゃ!!」
「僕だよ〜ごめんね〜?
試しに
コピーしたスキル使っちゃったの〜」
【いい加減に、止めてくださいR指定になってしまいます】
「この性悪うはぎめ……
よくも……」
「What's Up Doc?
僕は唯のイタズラ好きだよ」
「貴様ら……何が目的だ……?」
「僕はまぁ……こことは違う秘境?
から、気が付けば来た訳で……
生きるには、とりあえず人の集まる町とかに
行って働き口を探そうかと思って……」
「僕は案内だよ〜」
「いくら可愛くでも危険な魔物は町には入れさせん!!」
「僕は入らないよ?
魔物だから、入れるとは思ってないし〜
だから唯の案内だよ〜」
「ならば、お前の目的は!?
何故この男には大量のウサギが付いて行く!?」
「僕の目的はイタズラだよ♪
そして、出会った種族に変身する事でイタズラのバリエーションを広げているのだよ〜
ちなみに、ウサギを引き連れてるのは
僕さ♪」
「くっ……この男はともかく
真に危険なのは
この喋るウサギだったのかっ!!」
「そりゃあね、団長?
喋るウサギなんて、明らかに異常なんじゃ……」
「優先的に喋るウサギを討つぞ!!」
「大丈夫だよ、僕は生き物の命は奪わないよ〜
イタズラするだけだよ〜?」
「騙されるか!!
人間を大量に殺すつもりだな!?」
「あ、町が見えてるから
僕は1人で、行くから
また会おうメイトリック」
「残念だったね
トリックだよ」
同郷の人は話が合うね
「本当だよ〜?
僕は生き物を殺せないんだ〜」
「……本当か?」
「そりゃあ、殺そうと思えば
簡単に殺せるけど
でも、それはしないよぉ〜?」
「やはり貴様は危険なウサギか!!」
「いや、だからね?
生き物は殺せないって言ってんじゃん!!
殺される者の気持ちを知ってしまってるから!!」
「まさか既に1人か2人殺ったというのか!!」
「違うよ!
実の母親に殺されて、こうなったの!
僕は元々人間だもんね!
ヒューマンだよヒューマン!!」
「まさか……母親に殺された復讐にウサギからヴォーパルバニーに成り
人々を憎み斬首するつもりか!?
そうはさせん!!」
【戦闘開始します】
「ガチバトルは勘弁してよ……」
【トリックは素早く女騎士団長の背後へ回り込んだ】
「は……速い!?」
「変身!」
種族【ヒューマン】
容姿:ヒューマン♀
HP100【生命力:100/130】
【固定化されたステータスは省きます】
攻撃力59
防御力5
魔法攻撃力0【脳筋物理アタッカー】
魔法防御力-5【魔法弱点】
解除トロフィー:マーチヘア :イタズラっ子 :サポートスキルが遊び始めた者 :首狩り族 :サポートスキルがとうとう巫山戯だした者 :サポートスキルに嘗められし者
:ウサギマニア :空へ
:変態 :ウサギの参謀
:サポートスキルが気分屋になっている者
:サポートスキルがサボり始める不具合
:クッコロ
【アクティブスキル】
【性感倍LV.60】
コイツ頭おかしい最早デバフ
【快楽変化LV.MAX】
全ての感覚を性的快楽に変える
えーっと まぞ
スキル一覧
【剣術LV.80】
動く度、衣服や鎧が擦れるので
全くスキルを生かせていないが、当人は別の意味で
イかされている
【槍術LV.80】
スキルは凄いが大凡戦いに向かない、娼婦にでもなれば天職だろう
【弓術LV.90】
射る際に胸当てを着けずに引き絞った弦が胸に当たるのが、癖になっているのは秘密だ
「うわっ……」
「だ……団長が二人!?」
「よーし♪
この姿で、私はおもらし騎士団
全身性感体団長だ!!
弓の弦を胸に勢いよく当てる痛みが癖になっている!!
って吹聴してやるか〜!」
「ヤメロォ!!」
「まさか……団長……あれは打たれ強くなる
修行ではなく痛みを感じて……」
「止めてくれぇ!!
い……いっそ殺せ!!」
時間止めて
【時間停止】
「変身解除」
スリップダメージ腹パン!!
「そして時は動き出す……
うわらばっ!!」
【解除】
「何だ!?
下腹部がじわじわと……ウサギは何処だ!?」
【オンナキシは1の おはよう ダメージ。を うけた。】
「これが僕の人間から転生した姿さ」
「ブラックスライム!?」
【オンナキシは1の おはよう ダメージ。を うけた。】
「ミミックだよ?」
「嘘を吐くな!!
ミミックは……あんっ……もっと……んんっ……」
【オンナキシは1の おはよう ダメージ。を うけた。】
【オンナキシは1の おはよう ダメージ。を うけた。】
「宝箱……のぉぉぉ……姿にあっはあああああ!?」
【オンナキシ を たおした】
「団長ーーッ!!」
「そんな……恍惚な表情で……気絶しながら
ビクンビクンしてる……」
「生々しい実況せんでよろしい
君たちも大変だね……」
「まあ……色々振り回されてたらね……」
「団長を土に埋めて、このミミック?
とかに団長してもらえばみんな幸せに……」
「やだよ僕、こんな感度300000000倍な身体」
【3億倍は誇張し過ぎです】
「き……貴様ら勝手な事を言うな!!」
「うわっ!?
復活した!!」
「私は……こんな所でくたばる訳にはいかん!!
お前の様なレアモンスターを捕獲すれば高値が付くだろう!!
全員でかかれ!!」
「騎士なのに、金、金、金、って恥ずかしくないの?」
「いや、全員でも3人でかかって意味が有るとは……」
「漏らしたく無い」
「喧しい!!
私には金がどうしても必要なんだ!!
故郷に残した薬を買う金も無い不治の病の両親と
弟に楽をさせる為に騎士になった気持ちがお前らにわかるのか!!」
「あ〜
僕はわかっちゃうけどね?」
「戯れ言を!!」
「いやいや〜
常々好い加減で、回りの意見が多い方に左右される父親と
世間体ばかり気にして、ある時突然
酷い病気に成ったお姉ちゃんが切っ掛けで
代理ミュンヒハウゼン症候群という、看病をして近所や親戚とかの
他者の同情や注目や好感度を得たがる様に成っちゃって
命の危険を感じて家を出て仕事をしながら暮らしてる
お姉ちゃんが居るから、弟として気持ちは解るよ?
僕、死んじゃったけどね」
「なんて親だ……この手で斬ってやりたい!!」
「さっきまでと言ってる事違うの気付いてる〜?
でもお姉ちゃんも、仕事中に行方不明に成っちゃってね〜
僕も、お姉ちゃんに一緒に暮らそうって誘われてたんだけど……
逃げられなかったよ〜
汚水とか飲まされてさ……
お姉ちゃんと連絡もさせてくれずにさ
殺されちゃったよ
だからね、僕は誰も死なないイタズラをするんだよ〜」
「誰も死なないイタズラ?
それで人が喜べばイタズラではなく人助けだろう!!
誰も損はしない!!」
「フッフッフ……甘いね、この手の話は
故郷の家族への仕送りが実は送られてないっていう
パターンかもよ?
僕が手を出す事で、騎士団として必死になる必要も無くなり
自分に合った生き方が見付かるかもよ?
そして騎士団の団長が抜けて雇い主が困る」
「仕送りがされてない等……有る筈が……」
「確認したの?
君の故郷の事、雇い主は知ってるのか〜い?
君は第一、どこで働く騎士団なのさ?」
「王宮だ、小国を治める小さな所だが……
皆、活気溢れている」
「団長?
アレは活気に溢れているって言わないの、アレは、税金の搾取や強制労働とか圧政で目の下に隈作ってイライラして
怒りっぽくなっているって言うんだ」
「はい、アウト〜
ヤバい王確定〜」
「因みに、限界がきて耐えられずに
反逆者にされた者が出ると、騎士団が動く」
「辞めちゃえ!」
【トリックは激怒と迄は行かないが怒りした】
「いや……まだ、金が届いて無いと決まった訳では……」
「じゃ、確めに行く?」
「ここからでは遠い!!」
「直ぐだよ、僕は速いからね
初めてのクリエイト」
イメージを固めて……
【UFO作成:成功――】
【アイテム欄に追加】
「アイテムから、UFOを出して……」
凄いな〜
地球人も別の星じゃ宇宙人だね
「何だこれは!?」
「カップ焼きそばかな?」
【※違います】
「まあ、何にせよ
これはUFO、ポピュラーな円盤型だよ
そして〜擬態!
グレイエイリアン!」
「可愛くない……」
「わかったよ〜
それじゃあ……
ケット・シーみたいな見た目の
宇宙服着た、猫星人に擬態!」
「可愛いな」
【ウサギにするべきです】
「やっぱりウサギ星人」
「わーい♪」
「トリックこれ何〜?」
【なんということでしょう】
【これにはウサギ達も大喜び】
「さっ♪
みんな乗って乗って〜
あっ、でもその前に
ちゃんと飛ぶか飛行テストさせてね〜」
UFOってどこから乗るのかな?
【考えていない様でしたので】
【私がAIを取り付けたので回収してもらえば乗れます】
「おーけ〜!
回収して〜」
UFOから、光が出て
気が付けば僕は中に居た
「操作方法って、やっぱりイメージ通りのゲームのコントローラーだね」