システムとバグ
死亡の最期に見たのは
GAME OVERの文字だった
僕は扉を潜り異世界へ到達した
「いやっほい♪
ここが異世界か〜
僕は何をすればいいのかな〜?
早く変身したいし説明してほしいんだけど」
【システムウインドウ】起動
おはようございます――まずは
【メニュー】を開いて【スキル】の項目を選択してください
「ホイホイ〜♪
メニューでスキルね」
スキル一覧
変身LV.MAX
【想像力次第で何にでも成れるが、対象が存在している場合はスキルのコピーが可能】
システムウインドウLV.1
【NO NAME:名前を決めれば相応の役割を果す】
クリエイト
【想像力次第で何でも作れる為にレベル表記は無く
作った物はアイテム欄へ保存される】
――システムウインドウのスキルを選択を行い
名前を決定してください
「名前を?
ゲームの名前を長時間考えるタイプの僕が?」
うわっ……名前選択のウインドウが出てきた!
どうしよ……
「バグ」
【バグ】
――注意:その名前に決定すると私は虫の姿となり
追従するようになります
よろしいですか?
いいえ : いいえ
「めっちゃ拒否してる!?
じゃあ、きれぼし」
【お断りします】
「メッセージウインドウで否定してきた!?」
何なら良いのさ!?
――推奨
【システム】
説明:ゲームのシステムの様な能力が使用可能
【ガイド】
説明:戦闘やスキルの使用方法や様々なアドバイスを行います
【ナレーション】
説明:ナレーターが状況の解説を行います
「システムガイドってしたら、2つ取得出来る?」
【システムガイド】
――警告:その名前にすると
至れり尽くせりのヌルゲーとなります
よろしいですか?
はい : いいえ
「はい!
前世がハードモードどころか
ハードコアだったから
イージーかピースフルのクリエイティブモードでイタズラ三昧で楽したいデ〜ス♪」
【認証】
――デフォルトネーム
【システムウインドウ】
を
【システムガイド】
に変更
ゲームシステム機能+ガイド機能の統合
――完了
【あなたの名前を入力してください】
「おわっ!?
勝手にステータス画面の名前設定に切り替わった!」
「まあ、僕の名前でいいかな〜
刃紅で!」
【バグ】
――緊急警報:emergency
emergency
このタロ前前前に設定sssssすrrrrrるTOTOTOTOTOTOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO
バグバグバグバグbug――
もうめんどうみきれよう
いいぞ。 : ダメだぞ。
「ふざけるミ! このやろう!
ダメだぞ。」
【設定する名前にはご注意ください】
「酷いや酷いや!
僕の名前付けられないじゃないか!」
【バグという名前をしている方にも問題は有ります】
「じゃあイタズラって意味合いで……トリック」
【トリック】
――設定完了:
いまならファミリーネーム受付中
「ファミリーネーム!?
さっきの名前はファーストネーム!?
うーん……スター?」
【トリック・スター】
――設定完了:特別コード受付完了
一定数のレベルアップ後に新たに追加された種族への変更可能
【ロキ】
【パック】
【ニャルラトテップ】
「パック以外ヤバいんだけど」
【仕様です】
「とりあえずセーブしたいんだけど」
【セーブは今現在では不可能です】
「何ですと!?」
【セーブはセーブポイントにより行えます、今現在
可能なのは復活地点の設定です】
「リスポーン地点か〜
それじゃあね〜
リスポーン地点設定してよ」
【手順1】
安全な場所を探そう
【手順2】
復活地点を設定
【手順3】
死亡
【手順4】
復活地点に再出現
「安全な場所って何処よ?」
【ガイド機能】
――ミニマップ生成完了:範囲内にいる敵対的な存在を赤く表示
「あの叢で良いや」
【叢に復活地点の設定を完了しました】
「やったね♪」
【死亡しますか?】
はい : いいえ
「しません!!
それよりステータス見せてよ」
【ステータス表示】
種族【ミミック亜種】
――新種:メタモルミミック
容姿:餡ころ餅
HP1〜【生命力:1/1 変身により変動】
MP∞【魔力:永続的に最大値】
攻撃力1〜【防御力に関係無く1ダメージを与えるが変身により変動】
防御力1【変身により変動】
魔法攻撃力?【使用魔法スキルや変身により変動】
魔法防御力?【変身により変動】
俊敏性MAX+α【早いだけじゃなく時間の停止が可能】
称号:目玉付き馬糞 :イタズラっ子 :サポートスキルに嘗められし者
アクティブスキル――
「目玉付き馬糞!?
餡ころ餅!?
うわっ!!
ホントに餡ころ餅だ!
ってよりも……カー○ィ3の2Pみたいな……グ……」
【それ以上いけない】
「それよりスピードと時間停止が気になるんだけど……てかさ……スピードと魔力以外1ってどういう事?
それにアクティブスキルって……」
【パッシブスキル】
――説明:スキル選択や自分の意思で使用可能
例
【変身】
【クリエイト】
【システムウインドウのON:OFF】
【アクティブスキル】
――説明:常時発動または自動的発動するスキル
「なるほどね〜
それじゃあ、どんなのが有るのかな〜?」
【スリップダメージLV.1】
――説明:馬f――餡ころ餅状態時のみ1ダメージずつ発生する持続ダメージ
を、攻撃した対象に与える
「スリップ ダメージ。もう あさがよい。
って……持続ダメージと防御力無視の組み合わせって
酷いや酷いや!
しかも馬糞って言おうとしたな!!」
【完全言語学LV.MAX】
――説明:話すことも読むことも容易いですが
話す勇気が無ければコミュニケーションは築けないでしょう
「コミュ障じゃ意味がないって事だよね……
メニューからアイテム開いたら何か有る?」
【アイテムウインドウ】
――収納:からっぽ
「他のスキル見せて」
変身LV.MAX
【想像力次第で何にでも成れるが、対象が存在している場合はスキルのコピーが可能】
システムウインドウLV.1
【NO NAME:名前を決めれば相応の役割を果す】
クリエイト
【想像力次第で何でも作れる為にレベル表記は無く
作った物はアイテム欄へ保存される】
「ここらは見たよね〜
先は……」
擬態LV.MAX
【見た目だけ一瞬で擬態する、空気や水にも擬態する】
月神送受信Q&A
【質問受付中】
「月神送受信Q&A!?」
【神が入室しました】
『呼んだか?』
「えっと……あのスピードが異様に速いんだけど……」
『イタズラがしたいんだろ?
イタズラ向きで
やり易い様に時間停止と超最速にしといてやったぞ』
「ありがとうね月の神様……」
『うむ』
【神が退室しました】
「とりあえず変身するか〜」
やろうと思えば世界を支配することも容易い能力を持った
刃紅はミミックになり、イタズラと人を驚かす事にだけしか考えていません
レッツエンジョイ