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街並み

作者: 十一六

楽しい街並みが悲しい街並みに変わっていって


私の大好きな風景がそこから失われてしまったとき


私はいったい何ができるだろうか?


ただそれを見ているだけ?


もう一度ひとりで頑張ってみる?



どうしても変わってしまうもの


どうしても変わらなかったもの


変化してほしいことはしないくせに


変化してほしくないことは簡単に変わってしまう



全ては私が曖昧なのがいけないのかもしれない


私がもっと大きく叫んでいれば


私の気持ちを強くみんなにわかってもらえたら


この現実は少しは変わっただろうか



受け入れなければならない


本当は受け入れたくないけれど


それでも街の時間は流れていってしまうから



楽しい街並みは悲しい街並みに


小さかった私は大きくなった私に


眩いくらいのあの頃はそれなりの現実に

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