2人対1人
新キャラ、ミラとの戦いです。かなりの自信家らしいですが、実際はどうなんでしょうか、見てくださいね!
「君たちの能力は見させてもらったよ…ソウマ君は指先から雷を操ってたよね?…アキラ君は狼に変身するのかな?」
「変身じゃねぇよ、変異だ!」
「その辺、僕にとってどうでもいいんだよね、僕は同期メンバーの力を知りたいだけなんだよ。」
「二人相手に勝てると思ってるのか?ミラ」
「そうだな〜ソウマ君みたいなマヌケには負けないかもね」
「んだとっ!」
「落ちつけ…ソウマ、向こうは挑発してるだけだよ」
3人が定位置に着いたら、ミラは準備運動を始める、それに合わせておれとソウマも準備運動をする。
「そろそろ始めようか?かかっておいで」
「アキラ行くぞ!」
おれとソウマはミラに向かって走り出す、向こうはなんの構えもせずに立ち続けている、俺が少し離れた位置で狼に変異し、ソウマは指先に雷を溜めている…アキラが無防備なミラに噛み付こうとする…
「もらった!」
「遅いな…」
直立の状態からミラは一歩下がり、肘で狼の姿をしたアキラを地面に叩きつける!
「なんだよ…今の動き…」
「まさか1発でダウンするなんてね…おっと、ソウマ君が来てる」
「雷閃!」
さっきは鎌の様に地面に雷を叩きつけたのにたいし、今度は槍の様に、真っ直ぐに突き出してきた。
…が、それもミラの不意をつく事は出来なかった。
「まだ技を残してたなんてね、ビックリしたよ…リーチもそこそこにある」
「なんちゅー動体視力だよ…!」
奇襲に失敗したソウマは、後ろに下がる…しかしミラは数メートルある相手との距離を一瞬で埋めた、
「君もおそいな」
そう言ってミラはソウマの顎に膝蹴りを食らわせる…空中に飛んだソウマは受け身を取れず、ミラの回し蹴り叩きつけコンボを食らってしまう。
アキラは後ろから迫り殴りかかろうとするが、ミラの前で無意味だった…
「君たちは弱い…セツナさんならもっと楽しませてくれるかな?」
「へっ!セツナは俺より弱いぞ!」
「アキラ君には呆れたよ…」
その時、勢いよく特別室の扉が開く…
「あ!ミラ!ここにいた!全く…同期イジメは辞めなさいって言ったのに」
「ごめん、コトネ…もう終わったから」
「また〜!?あんた1時間で何人やったのよ?」
「ふふ…内緒」
「ったく!ごめんね…あなた達、この子強いから適わないと思うよ?じゃあまた今度ね」
そう言ってミラとコトネはこの部屋から居なくなる…おれとソウマは屈辱的だった…
「なぁ、ソウマ…」
「あぁ。セツナとカズサ先生を倒す前にあいつらもやらなきゃいけないな…」
「ったく今に見てろよ…」
「でもアキラ、結局あいつは能力を何も使ってない…」
「完敗ってことか…」
「そういう事だ…ったく、身体中がいてぇよ…」
「今日は体を休めよう…明日はカズサせんせと勝負だかんな、」
「そうだな…今日はもう帰るか」
おれとソウマは重い体を引きずりながら帰っていった。
その頃セツナは…
セツナのお話は次回に書きたいと思います!
それにしても自信家ミラは強かったです。学校内の成績が気になるところですが…そのうち成績表などを公開?すると思います!