尋常に…勝負!
旧友の戦いがここで始まる…記念すべき1戦目。
これからもライバル対決は書きたいと思います!
おれとソウマは特別室に入っていった。互いに距離をとり、向かい合う。セットしたタイマーがなった瞬間が戦いの合図だ。
ピーー!!と部屋に鳴り響く…
「俺から行くぞ!」
ソウマは人差し指を立てながらこちらに走ってくる…人差し指に蓄えられたエネルギーは電気らしきものを帯びていた。こちらも負けじと突っ込む…その瞬間にソウマは人差し指を鎌のように振り下ろす。
「雷迅!」
「あぶねッ!なんだよこれ…」
今のはまるで小さな雷のようだった…咄嗟に後ろにかわさなければモロに喰らっていた…
「どうした?近接戦闘は得意じゃないのか?」
「まだおれは本気だしてないだけだってーの!」
「ふーん?なら俺は!」
そう言ってソウマは踏み込んで近付いてくる、よろけている俺はかわせそうにもない…仕方なく両手でガードする。
ソウマはガードごと殴って俺を吹き飛ばす…次にソウマの左手が俺の顔面を…
「容赦ないな…ソウマは」
「お前はそんなに弱かったか?」
「まだいける!」
そう言っておれは立ち上がる、殴りかかるがかわされてしまう。その間にもソウマは左手の人差し指に電気を溜めている…
「溜めきる前にっ!」
「その距離じゃギリギリ届かねぇな」
「おれの能力でソウマに近づく!」
そう言った瞬間、俺は能力を使う
「変異能力!狼!」
全身が狼の姿になり、脚力が増幅される
「くっ!雷迅!」
「遅いぜ!その雷の場所に俺はもういない!」
左手から落とされた雷の位置にはアキラはいない…一気に近づいたアキラはソウマの右腕に噛みつきダメージを与える
「ぐぁっ!」
「油断したな!ソウマ」
「流石…近接戦闘4位だな…」
「このまま終わらせるのも、もったいねぇ」
人の姿に戻ったアキラは、ソウマに殴られた分をきっちり殴り返した
「昔から容赦ないよな…お前は…」
「ソウマが最初にやったんだぞ」
「それが普通なんだよ、試合だろ?」
「違う!これは決闘だ!」
「わかったよ。決闘な…にしても狼の姿強いな」
「ソウマの雷だってビビったぞ…破壊力高すぎだろ…」
「この特別室の壁は破壊したいな、まだまだってことだよ」
「狼って、絶対ハズレだよな〜ほかに能力ほしいなー」
「努力すれば開化するらしいぞ?それに狼の能力は遺伝なんだろ?ならほかにも取れるって、頑張ってみ?」
「まじで!?おれ頑張ってみるわ!」
「じゃあ少し休むか」
「うん!」
おれとソウマは互いに異能力を知り合った、子供の喧嘩と違うと感じた俺は、この力を作った人がとても危ない人だと思ってしまった…
休憩していたおれとソウマに、何者かが近づいてきた…
「ソウマ君と…アキラ君かな?」
「お前は誰だ…?」
「そんなに鋭い目つきで見るなよ、ソウマ君?僕は君と戦いたいだけさ、実戦経験が欲しいんだろ?」
「アキラ、こいつは…確かミラっていう奴だ…やれるか?」
「当たり前だ!ソウマやるぞ!」
「じゃあ始めようか、ソウマ君達」
3人で特別室に入っていく…ミラと言う男とプライドをかけた戦いが始まる…
最後に登場したミラ…どんな異能力持ちか次のバトルで是非見てください!