生徒VS指揮官
やった来ました戦闘シーン!!
頑張れ〜みんな!!
ソウマとセツナとカズサ先生はいつもの施設の戦闘用グラウンドにいた。戦闘用グラウンドはあらゆるシチュエーションを再現したグラウンドになっていて、砂漠や森林、廃墟などのあらゆる場面が詰まっており、時間が経つとフィールドが切り替わる…
「アキラのやつ…なんで来ねぇんだよ」
「どうせ寝てるんでしょ…アキラは居ても居なくても変わらないわ」
「それでも2人より3人の方が勝率高いだろ!!」
「あら?戦う前から仲間割れ?そんなんじゃ〜勝てないわね」
「なんでアキラいないんだよっ!」
「もう時間が時間だし…そろそろ始めさせてもらうね」
太陽は丁度3人の上を通過する。直射日光が体に刺さるようで痛かった…
「昼から始まるのに…昼に間に合わないなんて…呆れた」
「仕方ない…2人でやるしかねぇ」
「お!2人ともやる気になってくれたみたいね!!じゃあ早速行かせてもらうよ!」
言うより速くカズサは2人と間合いを詰める…
セツナはすぐにその場から逃げて身を潜める、今は森のフィールド、隠れる場所は沢山ある。
ソウマは対応しきれずに両手で顔の前をガードする…
「もらったぁ!!」
カズサはガードの隙間をくぐり抜け、ソウマを空中に殴りつける。ソウマは空中で受け身を取ることが出来ずに、空中で2撃目を食らう…
「ソウマ…どーした!!私は異能力も科学武器も使わないよ!?」
「んだとぉ…!!」
なんとか地面に着地したソウマは走り込んでカズサの懐へ入って行く
「そんな正直に突っ込んできたって無駄だね!」
「素手じゃ俺にはかなわないってところを見せてやるよ!」
ソウマの左手は電気を帯びている…それを見たカズサは左手を抑えようとする。
「遅いぜ!雷閃!」
下から突き上げるように放たれた一閃の雷はカズサの顔面スレスレを通っていく…
「危なっ!ソウマ…今顔を狙ってきたね?」
「ははっ…そこで当たればラッキーなんだけど。」
「残念だったね、ここで当たるほど私は弱くない。」
「先生は注意力が足りてないみたいだな!」
「何を言ってる?」
その直後に木の上で雷で焼かれた木片がカズサに降り注ぐ…
「逃がさねぇよ!」
「ちっ。」
ソウマはカズサの腕を掴み、カズサを逃がさないようにする…
だがしかし、腕を掴まれた状態で下半身を浮き上がらせ、頭上に落ちるはずだった木片を蹴り、バラバラにする。
「バケモンかよ…!」
「なかなかいい所まで来たと思うぞ、あと一工夫だな。」
「それなら問題ない…」
隠れていたセツナがカズサに思い切り蹴りを食らわせようと、後ろから奇襲をかける。しかし、軽く受け流されてしまう。
ソウマがそれと同時にカズサの足を崩しにかかる…が、掴んでいた腕を振り払われ、両手を地面につき、セツナとソウマは同時に蹴りを喰らってしまう…
「動きがアクロバティックすぎんだろうが…」
「ソウマ…なにか対策はないの?」
「あるわけねぇ…結構、手数踏んだと思ったんだけどな…」
「仕方ない…ソウマは一旦身を隠して。私がやる…」
ソウマはすぐに木の奥に隠れ、セツナは木の上に飛び乗る。
「上から攻撃しようって作戦か?まぁ、いいだろう。」
「先生には負けない…」
セツナは大きめの木の枝を折ると、カズサの方向に投げつける…もちろん、かすりすらせずにかわされていく…
「そんな直接的な攻撃じゃあ、いつまで経っても無理だね。」
「そんなことは分かってます…」
セツナは木から飛び降りると、カズサに向かって蹴りかかる。
それを避けてから対処しようとするカズサだったが、先程の木の枝が足元をおぼつかせる…
よけずに、カズサは素手でガードしようとするが、セツナは空中で尖った木の枝をカズサに突き刺そうと振り下ろしている…
アキラ君は戦闘に参加してません…寝坊したらしいです…なにしてるんでしょうか
ソウマ君もなかなかにすごいですが、それを上回る動きをするのがセツナとカズサ先生です!




