表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様に異世界転生させてもらった。  作者: 隼昇〈syunsyou〉
6/55

2の1

目を覚ましたら知らない天井。

「おぎゃー、おぎゃー。」

おーい、誰か泣いてるぜ。て、これ俺か。そっか転生したんだった。てことはこの女性が新しい母さんか。よし喋ってみるか。

「あい、あい、だぶー。」

うわ、舌が上手く回らないな。これはどうにもなんねーか。

「あら、可愛いわね。そうだ名前。あなたの名前はリオル、リオル・マルクスよ。」

おー、俺はリオルって名前か。苗字はマルクスだな。

「患者様、この子の魔力量なのですが・・・」

なんだ?この医者は。魔力量?ここはどんな世界なんだ?

「既に王宮魔導師級の魔力量を越えていて、底が見えません。しかし赤子ですので上手く魔力を扱えておらず、魔力がダダ漏れの状態です。このままでは魔力の急低下により、植物状態になるのは明白かと。普通ならば魔力を抑え込む装置を使用するのですが・・・。」

「ごめんなさい。そんなお金が無いの。ここに入院するのですらやっとだったんだからね。それで他にこの子を助ける方法は無いの?」

「魔力を他者の魔力で抑え込むのみです。ただそうなると抑え込んだ方は間違えなく死に至ります。」

「それでも構わない。この子が助かるならば、何だって出来る。」

死?それって母さんが死ぬってことか?やめてくれよ縁起でもない。

「わかりました。では手術室にお運びします。」

「ごめんね、リオル。お父さんも、お母さんもいないけど、立派に生きるのよ。強く生きなさい。そして優しい子になりなさい。」

おいおい、冗談はやめてくれ。え?父さんはもう死んでるのか?俺はこれからどうやって生きてけばいいんだよ?

「あぎゃ!ぶー!!」

「リオル。お別れよ。お母さんは何時でも貴方を見守っているわ。」

う、眠気が。急に・・・。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ