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神様に異世界転生させてもらった。  作者: 隼昇〈syunsyou〉
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リオル視点ー

正直自分の考えが間違えであって欲しいと切に願っている。だがしかし、超級魔法を諸共しないのはあの技しかないだろう。でも、どうしてコーフ先輩が使えるんだ?あれは俺の知る限り3人しか使えないんじゃねーのかよ!なぜなら

「あれは…『不可視(インビジブル)要塞(ドーム)』!」

やべっ!叫んでもうた。シャルが不思議そうにこっちを見てる。

「リオル、あの魔法のことを知っているのですか?」

ま、そうなるよな。

「まぁ、知ってるっちゃ知ってが、詳しくはお前のお母さんにでも聞きなさい。」

俺の誤魔化し常套句。魔法に関しては全てクルーナ先生に聞けって言っとけば大体解決する。なんせ元宮廷魔導師長だからな。

「でもリオル君、あの魔法って最低でも超級魔法なんでしょ?じゃないと攻撃特化の火属性超級を消せるはずがないもん。」

ミレイ、頼むからもうこの話は終わろうぜ。不可視系(インビジブルシリーズ)については他人に知られると先生に殺される。

「でも、超級魔法特有の強い波動は感じなかったよね?」

アルル君、これ以上話を進めんでくれんかね。

「き、気のせいじゃないかなぁ?」

「なぜ動揺しているのでしょうか?やはり気になります。リオル、今ここで教えて下さい。」

シャルが恐い…。コイツ眼力強過ぎ。

「い、いや、無理だよ。ほら俺教えるの下手だからさ。」

苦しい言い訳だ。我ながら呆れる。

「そんなことないよ。リオル君魔法を教えるよ上手だよ!」

ミレイ、君の親切心が今は辛いよ…。こうなったら最後の手段だな。

「あぁ!そういえば今日は用事があったんだ!急いで戻らないと!じゃ、シャル明日な!」

これは戦略的撤退だ。3人して「逃げるな!」とか言ってるけど戦略的撤退だ。大事なことだから2回言ったよ。

「ったく、散々な目にあったぜ。これも全てはなぜか『不可視の要塞』を使えるコーフ先輩のせいだな。」

闘技室を抜け出して、学園の廊下をブツブツ言いながら歩いている。はぁ、疲れた。

「君は確か1年生の主席生徒だったね。何が誰のせいだって?」

「ビクッΣ(OωO )!」

たぁ〜。後ろから急に声かけられた。一体誰だよ……。

「やぁ、こんにちは。生徒会長のエル・コーフだよ^^*」

……。やべぇさっきの独り言聞かれてたァ!どうしよ。

「こ、こんにちはコーフ先輩。ごきげんよう。」

「うん、それでさっきのは一体どういう事かな?」

ま、こうなりますよね。ホントにどうしよ。


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