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昨日の間に投稿したかった…。遅くなりしたすみません。
「いくぜ犬公。『火属性初級ファイヤーボール!』」
俺の手から離れた火の玉は、ワーウルフめがけ、通常の何倍ものスピードで向かっていった。それを見てワーウルフは慌てて避けようと、身体強化をフルに使って身体を横に持っていく。しかし避けたはずのファイヤーボールは軌道を戻してワーウルフに襲いかかる。
「スピードアップに自動追跡機能。有能だな。」
そして犬公はなすすべなくファイヤーボールにぶつかった。するとファイヤーボールはワーウルフを中心として広範囲の爆発をした。
「やべっ!『不可視の要塞』」
巻き込まれそうになったので、咄嗟に不可視の要塞を使ってしまった。爆煙が次第に引いていき、そこには魔力核だけになったワーウルフと、今までの倍以上になった広場があった。
「な、なんだよこの威力。これが上位精霊の力か…。」
「いやいや、1人で納得していないで私にもちゃんと説明してください!」
すごいなこの威力は。インビジブル系以上の危険度だぞ。アルルの範囲指定が出来ないって言ってた意味がわかったよ…。
「無視しないでください!一体どうゆうことなんですか!」
初級のファイヤーボールですらこれだからな。もっと上位の魔法になると一体どうなるんだ?
「こら!マルクス!ちゃんと説明しろぉ!」
うん、エバンスがうるさいな。
「少し黙れ。そもそもなんでワーウルフなんていたんだよ。」
「だ、黙れって…。私にもわかりませんよ。今まではいても大型の魔獣だけでしたから。魔物なんて出たのは初めてです。」
「ま、どうでもいいか。それより説明しろって言ってたな。やってやるから今から言うことは他言無用だからな。」
これはとにかく危険すぎる。
「わかりました。」
俺はできる範囲で教えてやった。ただ、エバンスがしつこく不可視の要塞について聞いてきたのがウザかった。教えたら俺は殺されるからやめておいたが。知りたければ母親にでも聞きやがれ。
「それとあの魔力核はお前にやるよ。杖にでも使ってろ。」
魔力核とは魔物や魔獣、しいては人間の魔力溜りといわれる、魔力があるもの全員が持っているもので、使い道は数多に渡る。とくに、杖に魔力核をつけると、魔法の威力が上がったり、他にもいろんな特典が付くらしい。
「そんな、悪いです。倒したのはマルクスなんですから。」
「いいからいいから。口止め料と、これからもここを使わせてもらう分だ。この場所でなら魔法練がはかどりそうだしな。」
「それなら遠慮なく受け取らせていただきます。」
そう言ってエバンスはしぶしぶという感じで魔力核を懐にしまった。
「よし、じゃあ今日は帰るぞ。」
俺が帰ろうとしたら、
「待ってください。まだ時間がありますし私の魔法練に付き合ってください。今日は改めてあなたの魔法の腕を確認できました。今からは師匠と呼ばせていただきます!」
急展開!?なんだよそれ。
「断る!魔法は見てやるから、師匠なんて呼ぶな。わかったか。」
「わかりました師匠!」
「だから呼ぶなぁ!」
この後、1時間ほど議論をして最後はファーストネームを呼びあうと言い合うことで落ち着いた。なぜかエバンス…じゃなくてシャルは最初からこれを狙っていた気がするのだがいくら考えても答えは出ないから、考えない。
「ではリオル、私の魔法を見て、何かあれば教えてください。」
「はいはい。」
それから日が暮れるまでシャルの魔法を見て教えたり、近くの木を切ってワーウルフの魔力核に合うくらいの杖を作ったりした。帰りがけに杖をプレゼントしてやると、拒みながらも、嬉しそうに受け取ってくれた。お礼にシャルが軽く料理を振舞ってくれた。材料はそこら辺に生えていた野草や、動物の肉などを使っていた。ちなみに魔物や魔獣の肉はどんなに焼こうが、炒ようが、煮込もうが腹を壊すので食べられない。即興で作ったにしてはすごく美味しかった。料理の腕はミレイに引けを取らないだろう。
こうして俺の特別休暇2日目が終わっていった。
シャルは料理ができる設定は無理矢理最後に付け足しました。これから二人の関係はどうなっていくのでしょうか?乞おご期待




