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次の日の朝はアルルよりも俺の方が早起きてしまった。俺は約束通りにアルルをベッドからたたき起こして、朝食を作る。今日はスクランブルエッグだ。なかなかうまく出来た。
「おはよ〜リオル。ご飯ありがとう。」
「ホントだよ。アルルも少しは作れるようになってくれよ。」
「うーん、僕は王宮に戻ったら全部使用人がしてくれるからいいんだよ。」
「ほーう。なら俺が用事があっていなくなった時には飯抜きだな。」
「その時は、ミレイに作りに来てもらえばいいし…。」
こいつ、本当にやる気ないな。なら、
「あ、この前ミレイが料理が出来る男の人ってカッコイイって言ってたなぁ〜」
「なに!リオル、それはホントかい?なら今すぐに僕に料理を教えてくれ。」
アルルはミレイを引き合いに出すとすぐに釣れるっと。後でメモしておこう。
「おう。ミレイがお前にメロメロになるように料理を教えてやる。」
「よろしくお願いします、師匠!」
「任せとけ。」
と、アルルをやる気にさせたところで、時間になったので2人で準備をして学校へと向かった。
☆
ホームルームの時間になり、先生が教室に入ってくる。
「よし、今日は全員いるな。じゃ、連絡をする。来週から1週間、1学期の実技試験がある。お前達1年生はまだ、魔法をまともに使えるやつは少ないから見学だが、上級生の戦いを見るのは、いい経験になるだろう。」
「先生。実技試験とゆうのは具体的にどんなことをするのでごさるか?」
聞いてもろくな答えなんて出ないだろうに。
「あぁ、簡単にいうと魔法の打ち合いだ。そんでもって殺し合いだな。ま、ホントなら死ぬような攻撃でも、試合中は防御結界が作動するから大怪我くらいですむがな。んで、試合はトーナメント形式で戦かっていき、一番強かったやつがこの学校の序列1位だ。」
珍しくまともに返したな。
「もちろん序列1位になればそれなりに待遇される。とゆうか序列8位までは高待遇だな。例えば、マンツーマンでの魔法の指導とか、毎月学校からお金が支給されるとかだな。他にも沢山あるが、それは自分達がなってから調べるんだな。」
マンツーマンでの魔法の指導は魅力的だな。上級の魔法も教えてもらえるだろう。お金は…。ま、あって困るものでもないか。
「そんな訳で来週は来たい奴は来てもいいが、来んでも誰も文句は言わん。」
なら、最終日の決勝戦は見に行って、あとはバイク作りに専念するか。あ、そうだ
「先生、学校の敷地から出るのっていいんですか?」
「休日ならば構わんぞ。ただし問題起こしても自己責任だ。」
「了解でーす。」
なら外で魔法の実験と、バイクの材料の収集をしよう。
「他に質問が無いならホームルームは終わりだ。大丈夫か?よし、なら解散だ。」
今日はあの放任主義者機嫌良かったな。そうゆう日もあるのか?まあいいや。
「ノース、来週2、3日予定空けといてくれないか?」
「別いいけど、どうして?」
「あぁ、一緒に買い物に行こうと思ってな」
「そそ、それって…。」
「うん?どうした?バイクの材料調達を手伝って貰おうと思っただけなんだが。」
「えっ!?あ、そ、そうだよね。うん、分かった。空けとくね。」
「サンキューな。」
さっき少し反応が変だったがどうしたんだろうか。
「リオル、君も隅に置けないね。」
「何のことだ?」
「なんでもなーい。」
なんなんだホントに。まぁいいや。えっと、1時間目は魔法歴か…。退屈だな。よし、寝るか。そうしよう。
「マルクス。少しだけいいですか?」
なんだよ人がせっかく寝ようとしたところで。ってエバンスじゃないか。自分から俺に話しかけてくるなんて珍しいな。
「なんだ?」
「えっと、その、昨日まですみませんでした。」
は?今何がおこった?
「ど、どうしたんだエバンス。悪いもんでも食ったか?」
「リオル君、シャルさんの朝ごはんを作ったのは僕だよ。」
「そ、そうか。じゃあミレイの飯が美味すぎて頭がおかしくなったのか?」
って、なにポカーンって顔してんだよ。
「あのねリオル君、シャルさんは今、君に失礼な態度をとっていたことを謝ってるんだよ。」
「な、なんでだ?」
「なんで、ですか?それはその、マルクスは別に悪くないのに勝手に八つ当たりをしてたから。です。」
「なぁミレイ。本当にこいつに何があったんだ?恐ろしいくらいに今までと態度が変わってるんだが。」
「ま、女の子にはいろいろあるんだよ。それより今はちゃんと応えてあげなきゃ。」
「あ、あぁ。えっと、そのあれだ。今までのことは無かったことでいいから、これからは気をつけてくれ。」
「ありがとう!感謝します。」
よく分からんが、まぁこれからはあまり絡まれないだろう。結果オーライか。
「こら、お前達。もう授業が始まるぞ。早く座りなさい。」
おっと、魔法歴の先生が来た。じゃ、寝ますかね。なんだか今日はいい夢が見れそうだ。




