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さてとここでプロローグに戻るわけだが俺の上司のウゼさをご理解いただけただろうか。ああゆう大人になってはいけませんよ。人間の恥です。人として最低です。もっともあいつは多分人じゃないんだろうな。あーなんか寂しくなってきた。完全に自虐だわこれ。ん?なんか騒がしいな。
「おい、あれ人じゃないか。」
「屋上に誰かいるわ!」
「は、早く警察に連絡を。」
「おっ!飛び降りたぞ。」
おいおい勘弁してくれよ。なんてついてないんだ。落ちてきた人そのまま俺の真上じゃねーか。避けるか?でもこれ避けたら社会的に死ぬよな、俺。ってもこれ避けなかったら物理的に死ぬぞ。あーもう考えるのはやめだ。もうどうにでもなりあがれ。
「ドサッ」
うわ。俺死んだわ。物理的に。走馬灯見えてきたもん。ま、どうせ無職のクソ野郎にはこうゆう最期がお似合いかな。どうせなら助けたのが可愛い女の子だったらいいな。
「お、俺なんで生きて。う、うわ、ひ、人が潰れてる。お、俺は悪くない。俺は悪くないぞー。」
うわぁー。男かよコノヤロー・・・。もう何も考えられねぇー。あー死ぬってこんな感じなんだな。