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そして今俺は王都にいる。地名はクラシャ。何故俺がここに来ているのかというと今日が魔法化学校の入学式だからだ。筆記テストはもちろん満点。実技試験が無くて、学校の施設を壊すテンプレはできなかったがしょうがない。とりあえず主席入学できたからいっか。
「リオル、緊張してないか?私はもういてもたってもいられない気分だよ。」
「お父様心配しないでください。挨拶の文はちゃんと考えてありますから。」
「うん。リオルなら心配しなくても良いんだろうが・・・。」
お父様はホントに今までよくしてくれた。クルーナ先生と会えたのも、そもそも俺が生きてこられたのもお父様のおかげだ。
「今までありがとうございました。3年間しっかり勉強して立派になって家に戻ります。お父様。いやお父さん待ってて下さい!」
「リオルが私を初めてお父さんと呼んでくれた。分かったリオル。お前の成長した姿を楽しみに待っておくことにするよ。」
「はい!」