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神様に異世界転生させてもらった。  作者: 隼昇〈syunsyou〉
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「まずは自分の体に流れる魔力を感知するところから始めるわよ。黙想してみて。」

目を瞑ってみる。

「そのまま血液の流れを感じてみなさい。」

おー、俺の中で血液が流れてるなー

「って、なるか!」

「誰が目を開けていいって言った?」

げんこつ。めっちゃ痛い。理不尽だ。

「こんな簡単なことも出来ないなんて。やる気ある?」

ふざけてるだろ。

「いい、要はイメージ力なのよ。心臓から押し出される血が、動脈を通って体を巡り、静脈を通って心臓に戻っていく。この流れをイメージで掴むのよ。」

イメージか。・・・・・・・・・・・・。お、なんとなく出来てきたぞ。

「出来てきたわね。そしたら次にその要領で魔力も感知してみなさい。」

魔力をイメージ。魔力溜りから流れ出る力が体内をめぐるイメージ。こんな感じか。

「へえー、やればできるじゃない。教え方がいいのかしら。よし、目を開けていいわよ。」

自画自賛かい。取り敢えず目を開けてみるか。

「うを!い、今オーラみたいなのが見えた気が。」

「それが魔力よ。あなたが自分の魔力を感知したことで、魔力が目視できる状態になったの。て、あなたが気を抜いたから魔力が見えなくなったわけ。」

「な、なるほど。」

念能力に目覚めたのかと思った。

「次は気を抜いても目視できる状態にまで鍛え上げなさい。ちょっとのイメージで魔力のONとOFFが切り替えられるようにしなさい。」

「分かりました。やってみます。」

「どんだけ頑張っても3ヶ月はかかるでしょうから・・・いや、魔法書の前例があるから下手なことは言わないわ。よし、3日で習得しなさい。あなたならできるわ。」

「今、3ヶ月って言いかけたでしょ。」

「大丈夫、あなたならできるわ。」

「いや、さす「あなたならできるわ!」はい・・・。」

「ま、頑張りなさい。ちなみに3日でできなかったら、もう教えないからね。そこんとこよろしく。」

「はい?それはいくらなんでも。」

って話聞かずに家の中入りあがった。あーもう。やってやるよ。魔力の流れをイメージして、さっきみたいなオーラを意識。よし、見えてきた。これを無意識的に。別のことを考えながら・・・。あー、だめだ。意識しないとできねえな。もういっそのこと常にこのオーラを意識して出し続けるか。よし、そうしよう。


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