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神様に異世界転生させてもらった。  作者: 隼昇〈syunsyou〉
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クルーナ視点と3の2

クルーナ視点ー

いったい何の冗談よ。いくら勤勉だからって5日であの量の本を覚えるなんて。そもそも全部読めたのが不思議なぐらいよ。でも問題数は少なかったから、ヤマを張っていたところがたまたま出ただけかもしれないわね。ま、魔法の練習の時にでもそのずと聞いていけばいいしね。まずはあの子のステータスを知っておかないとね。仮にすべてを覚えれたとしたら、何かしらのトリックがあるはずだから。

「やあ、リオル。久し振りだね。」

「あ、リンクか。5年も会ってなかったから完全に忘れてたよ。」

「酷いよ。ま、そっちの世界は5年でも、天界では5日ぐらいしかたってないからね。」

「こっちと、天界で時間の流れ方が違うんだな。」

「うん、だいたいそっちが1年なら、こっちは1日だね。」

「へー。それよりついに魔法の練習が出来るらしいぜ!」

「ふふ、リオル嬉しそうだね。でも、魔力の暴走だけは気を付けてね。君が今持っている魔力の量は、本当のお母さんの分だ。それでもかなり多いほうなんだけどね。でも問題はリオルの中に眠る君自身の魔力量だよ。君が生まれてきて、お母さんが押さえ込んだやつだね。普段は絶対に出ないようになっているけど、何がきっかけで、その魔力が出るかわからないからね。十分気をつけて。」

「了解。忠告ありがとな。」

「いや、元々は僕の与えた加護だ。そのせいで君が死んじゃうなんて嫌だからね。」

「リンクは優しいんだな。ま、どうにか頑張ってみるよ。優秀な先生がついてる事だしね。」

「そうみたいだね。あ、そろそろ時間だ。じゃあ、また今度ね。」

「おう!じゃあな!」


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