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スキルプラッカー  作者: 山田
悪党退治編
59/62

分岐:1

「これならどうだ!」


多次元操作で空間に閉じ込めようとするも勇者も同じスキルを持っているため時間稼ぎくらいにしかつかえない。


勇者の近くまで行きゼロ距離で勇者とスキルの何かを分解できるようにスキルを使ったがやはり無理だった。


「自己犠牲とかあんまり好きじゃないけど・・・。」


エーベルハルトへと視線を一度向け後は任せた。的な合図を送りラルノルトともう一人のモンスターテイマーを外に出した。


「ラルノルト後は頼んだ。」


そういい人造勇者の研究が行われている施設の場所を教えた。


「あぁ、わかった。でもお前はどうするんだよ?」


「こうするんだよ。」


まずは、マスターキーで勇者の能力をできるだけ封印した。

そして転移で勇者の近くに転移しガッシリと掴み、もはや魔王の居城だったとは思えないほど原型の無くなり崩れ落ちた天井の隙間から空に浮かぶ太陽を見つめた。そしてもう一度ラルノルト達に合図を送りルークはその場から姿を消した。


「ルーク・・・お前ってやつは・・・そんなキャラじゃないだろ・・・。」


一番付き合いの長いラルノルトがそう言った。



・・・・




太陽の手前へと転移したルークは勇者の心臓を刺そうと剣を取り出したが溶けてしまった。


「くっ!!」


そしてなにかないかと探していると二本の剣を見つけた。


それはデュラハンソードが竜の血を浴び進化したものだった。


ドラゴンバスター。

火の加護のついた剣。炎に適正がありどんな温度でも溶けることはない。


その剣の一本を勇者の心臓に突刺しもう一本を頭へと突刺した。


そして勇者と一緒に太陽の中心へと向かい太陽の中心へと突撃した。


(これで・・・よかったのかな・・・。)



・・・・・


2週間後。


「踏み込め!!差し押さえだ!!」


騎士隊長がそう叫び。

騎士たちが勇者製造の施設へと雪崩込んだ。


ラルノルト達、主に魔眼の勇者により勇者教は壊滅させられた。

各国の一部の首脳陣とも繋がりがありそれも全て明らかになり完全に壊滅になった。


「ありがとう。君達のお陰で悪を正すことができた。やつら色々と実験のために無実の人を・・・。とにかくありがとう。」


「ふんっ、暇つぶしだ。」


「ルーク、これでよかったんだよな?」


空を見てラルノルトが呟いた。


装置は差し押さえられ後に処理されるということだった。

分岐ルートで自己犠牲を選んだ場合。

仮です。

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