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スキルプラッカー  作者: 山田
悪党退治編
57/62

殺人人造勇者。

この勇者もどきは一番近い動く人を殺す対象としているようだ。


一歩下がりまた一歩下がった。

エーベルハルトも同じように後に下がった。


「なぜ後に下がっているのだ?」


そして思惑通り最後の爺も勇者の対象になり殺された。


そして勇者の殺しの対象は一番近いルークに移り、こっちに向かってきた。


「さぁここからが本番だよ。」


「俺になにか手伝うことはあるか?」


「んー特にないね。逃げてくれたほうが有難いね。」


「逃げ出すだと?ちょっと遠くから見とくから危なかったら助けにはいるぞ。」


「その時はよろしく。」


勇者はゆっくりとこっちに向かって歩いている。そして命令できる距離になると一気に加速して襲いかかってきた。

速さはこっちのほうが上だが勇者には時間停止がある。


「まずは魔法からだ!」


ルークは万象魔法を使って勇者に竜巻をぶつけた。勇者は吹き飛んだが特にダメージ無く立ち上がった。

次に稲妻を落とした。勇者に命中しダメージはあったようだが一瞬もしないうちに修復され動き出した。


「これはちょっと厄介だな・・・。」


マグマの海を造り出し勇者をマグマの海に沈めた。ぶくぶくと沈んでいくが燃えると同時に再生している。そしてマグマの海を泳いでこっちに向かってきた。バタフライだ。


「魔法で造り出した現象には限界があるか・・・。それなら!」


ルークは攻撃を切り替えて破壊光線を繰り出した。

やはり同じく破壊と同時に再生が始まるため効果はなし。

森羅万象でも光線や隕石落とし。

絶対零度により凍結させ粉々にしても一欠片から再生してまた元に戻った。


まだ試していないものもあるが他の攻撃もほぼ効かなかった。


破魔指弾も穴は開いたがすぐに再生。

破壊の権化の特殊効果。触れるもの全てを破壊できる能力も当然破壊したそばから再生が始まり効果なしだった。


「化物め・・・、これは使いたくなかったけど。」


そして魔眼の勇者の目の前で魔眼シリーズのスキルを使ったが、足止めは出来たもののそれくらいなもので効果なし。

後ろでなぜ使えるんだと言う疑問の声には答えないでおく。

騎士シリーズも効果なしだった。


「単純な攻撃じゃ意味はないってことか。。」


そういうとルークは神纏を発動させ素手での格闘へと移行した。


ルークは勇者より速いスピードで破壊の権化の効果を乗せて掌爆撃を打ち込んだ。勇者は物凄い勢いで50m程吹き飛びむくりと起き上がろうとした所に落とし穴を作り落した。


「お手製落とし穴だ!!どうだ!!」


5分程経過すると一番下の所と衝突した音が聞こえた。


「いぇーい!!効いたかこの勇者め!」


嫌がらせでしかないのはわかっているが時間稼ぎだ。

そしてルークはスキルの合成を考えた。


「これで勝てるはず。」


合成が終わりそう言った。


そしてその時は強大な光を発しながら勇者が穴から浮かんできた。


そして見えない何かがこっちに向かって飛んできた。


全知では聖痕による攻撃だとでている。念動力のようなものなのだろう。


ルークは念動力で対抗したがパワーが違いすぎて一瞬のうちに押し返されてしまい壁際まで飛ばされた。


「がはっ!!!」


そして今度は見えない何かが激しい聖なる炎へと変わり襲いかかってきた。

ルークはそれを闇と炎を混ぜた悪なる炎で相殺した。


「なにも喋らないってのがまた勇者の不気味さの一つだな。」


そしてついに未来予測で時間停止が来ると分かった。そして次気付いた頃には死にかけの状態になっていた。


「うがぁっ!」


こっちも一瞬で回復するが勇者ほどのスピードではないましてや不死ではないので時間が止まっている間に削りきられればお終いだ。


そして逃げに徹して回復が終わり再び前に立った。


(なぜ、さっきので削りきらなかったんだ?そしてなぜ、今は時間停止しないんだ?)



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