真の勇者。
魔眼の勇者の近くまで転移した。
それと同時に魔王の居城の近くにいる。そして魔眼の勇者はなにをしているかと言うと・・・。
「魔王よ!この我がここまで出向いてやったぞ!」
城門に向けて叫んでいた。
魔王の城はなぜか城門が開いたままで誰もいなかった。
「はぁ・・・なにやってんだか。」
その瞬間は魔眼の勇者は後ろを振り向いた。
(気付かれたか?!)
そう思い姿を隠した。気付かれたと思いきや辺りをキョロキョロして誰もいないか確認しているだけのようだ。
「我がここまで出向いてやったと言うのに未だに姿を見せないとは!魔王とは名ばかりだな!!」
勇者とルークは首を傾げる。
「どういうことだ?」
「出てこい!ラルノルト!」
「これはおかしいぞ。魔王様は勇者が来ているのに黙って放置するようなお方ではない。ましてや城門を開いたままなんて・・・。それに門に配置の兵はどこに行ったんだ?」
「つまりこれは異常事態ってことでいいのかな?」
「そういうことだ。」
「わかった。もういいぞ。」
そしてラルノルトはまたボックスの中に入った。
「うーん、とりあえず普通に勇者に話しかけてみるか。」
魔眼の勇者
エーベルハルト・メルケルス 年 16
職業 勇者
称号 魔眼ノ勇者
レベル 85
hp 10500
mp 8900(+8000)
atk 6100
def 7500
int 8500(+8000)
spd 6000(+8000)
luk 240
ユニークスキル
魔眼ノ勇者 Lv.8
撃ノ魔眼 Lv.Max
┗・烈空
・灼熱
・水撃
・凍結
・破魔
・爆撃
・雷撃
・邪炎
・光線
護ノ魔眼 Lv.Max
┗・障壁
・吸収
・反射
・遮断
・結界
・転送
・封印
・透過
・聖域
・絶防
援ノ魔眼 Lv.Max
┗・解析
・収納
・隠匿
・遠見
・予知
・回復
・複眼
・加速
・転位
・覚醒
聖女神の冥護 Lv.Max
「よぉ一人なのか?」
「貴様は何者だ?魔王の手のものか?」
エーベルハルトは戦闘態勢?というかこっちを斜めに見る感じで立っている。
「えーあー、同じ勇者だよ。剣の勇者だ。」
「ふんっ他国の勇者か。興味ないな。」
(どうやら他の勇者を知らないみたいだな。)
「ルークだよ。君は一人で?」
「魔王を倒すくらい俺一人で問題ない。」
「門開いてるんだし入ったらどう?」
「えっ?あぁ・・・それもそうだな。」
「じゃあ先に行ってるから。」
ルークは先に門から中に入った。
「こら!待て!!魔王を倒すのはこの俺だ!」
「はいはいそうですね。」
中をずんずん進んでいっても中々敵はいないどころか部下っぽいやつらの死体が転がっている。
「これは・・・誰かに先を越されたかな。」
そして更に奥の部屋に入ると強そうな奴が4人うめき声を上げながら床に転がっていた。
「魔族がいっぱい倒れてるね。」
「そのようだな。」
「回復は?」
「魔族を回復させるのか?」
「あーまぁいいや。」
ルークは全員からスキルを習得してから1人を喋れるくらいに回復させた。
そしてラルノルトを取り出し話をさせた。
「なにがあったんですか?!」
「勇者と爺共が来やがったんだ!今魔王様の所にいる!」
「そうですかわかりました。」
「魔王様を頼んだ!!」
「わかった!!よしルーク!!行くぞっ!」
「えっ?目的が違うんだけど・・・。」
ラルノルトが扉を勢い良く開けるとそこでは魔王と勇者が戦っていた。
その周りをじいさん達が囲んでいた。
その勇者は見たこともないやつだった。
「5人以外に勇者が?てかこのお爺さん達は誰?」




