この人はお友達?
「ここにモンスターが近付いてきています!」
「数と距離は?!」
「大きいのが2体!あと6分くらいだ。真っすぐこっちに向かってきている!」
「皆さん戦闘準備を。ファルークさんいつまで寝ているんですか?」
ソフィアが揺すってファルークを起こした。
「・・・もう朝かい?」
アンはやれやれという感じで両手を横に広げて肩をすくめている。
ファルークの戦闘準備が整い準備はできた。
「さぁ!迎えうちましょう!」
2体のモンスターはもうすぐそこまで迫ってきていた。
「ルークさんは安全な所へ避難を!」
「は、はいぃ!!」
慌てた振りをして距離をとった。
(正確には大きいの2体と隠れてる小さいやつがもう1体いるんだけどなー。)
ジャイアントフレイムオーク
レベル50
スキル
操炎 Lv.5
炎熱 Lv.5
火球 Lv.5
ジャイアントアクアオーク
レベル50
スキル
操水 Lv.5
水斬 Lv.5
水球 Lv5
アリステア・バルバリート
職業 魔王軍第2特務部隊隊長
称号 波乱を招く男
レベル60
スキル
魔王ノ恩恵 Lv.Max
モンスターテイム Lv.6
モンスターボックス Lv.6
「どっちもスキルほしいなー。よしっ!」
そして後ろからオーク2匹にこっそりと忍び寄りスキルを頂いた。
戦闘状況を見て見てると均衡しているようだ。
二人がかりでなんとか一匹を抑えて魔法で倒すというやり方をおこなっていた。
(この調子なら負けることはないだろうし魔王の手先のほう対処してあげますかね。)
ルークは転移でアリステアの後に移動して尻を蹴り上げた。
軽く蹴ったつもりだったが上に2メートルほど飛んでいきその後落下してきた。
宙に浮いている時にスキルはすでに頂いている。
「いてぇーっ!誰だ?!」
「誰もいないよ!なんでもボックスα〜。」
シュル。アリステアを収監しました。
「よーし、これでいいだろう。」
そしてもとの場所に戻ると主人を失ったモンスター達が暴れていた。
「うー思った以上に時間かかってるなー。こっちも手伝うか。」
そしてルークは手を前に出し全力で指弾を撃った。
すると当たったほうのオークが弾けた。
「一体くらいなら余裕で倒せるでしょう。戦ってる隙にスキルをいただきましょうかね。」
勇者からスキルをいただき戦闘も終了した。
「・・・終わりましたか?」
頃合いを見計らいルークは元の場所に戻った。
「はい、終わりましたよ。」
・・・
「ありがとうございました。」
「いえいえとんでもない。当然の事をしたまでです。」
「それではこれで。」
「はい、何かあったら声をかけてください。しばらくはこの街にとどまりますので。仲間が減ってしまったので新たに仲間になってくれる人を・・・。」
杖の勇者はどこか申し訳なさそうな顔をしてそう告げた。
ファルークとアンブルが帰らぬ人となってしまったので新たに補充するそうだ。
「そうですか・・・。大変ですね。それじゃあ。またどこかで会いましょう。」
「えぇまたどこかで。」
「じゃあねルーク!」
ルークは駆け足で人混みの中に紛れ路地裏に入り今度は魔眼の勇者の所にとぼうと思い現在地を調べると意外なところにいた。
「凄いな。これは一石二鳥だ。」
そういいルークは魔眼の勇者の近くまで転移した。




