ラルノルトは何処へ。
「さー第5回せーん!!!謎の老人ブ・ジン対謎の青年ラルノルトの対決だぁあああ!!!さぁはじめ!!」
キャァアアアキャァアアアキャァアアアキャァアアアキャァアアア
(まずは軽ーく行くルークみたいな。)
ルークは一気に加速してラルノルトへと突っ込んだ。
「おっとぉ!」
(わざとらしくよけられたな。まだ余裕あるか?)
「ふぉふぉふぉ青年よ随分わざとらしくよけるのじゃな。」
「なにをいうのやらこれで精一杯ですよ。」
「そうかそれならこれは避けれんはずじゃな。」
さっきよりも1.2倍くらいの速さでルークはラルノルトに突っ込んだ。しかしまたもラルノルトには避けられた。
「嘘はいかんのぉー。」
「おじいちゃん頑張りすぎっ!」
今度は何度か連続で突進して1.5倍1.8倍2倍とどんどんと速くしていった。2.4倍速辺りでラルノルトの顔からは余裕が消え焦るような表情になってきた。2.4倍速でルークの全力の約4割辺りだ。
「青年よそこが限界か。」
「へへっ!おじいさんも相当無理してるっしょ!」
3.5倍の速さで背後に回り込みスキルを取得した。
「はてそれはどうかのー。」
「なっ!!!」
ラルノルトは前に飛び捻りながらこっちに向きなおり距離とった。
そして反応できるかできないかくらいの速さでもう一度近づき吹き飛ばした。
ラルノトはダメージを負いながらもまだまだ元気一杯と言う感じでこう言ってきた。
「今ので決めなかったことを後悔するぞ。」
「おー怖い、怖い。」
すると宣言通りラルノルトの雰囲気が変った。
「エイブラムまでは使う必要もないと思っていたんだがな。しかしこれで貴様も終わりだ。」
さっきまでと同じように普通に突進する。すると攻撃しようと体に触れた瞬間逆にこっちに衝撃が走った。
「はっはっはー!どうだ!これが奥の手物理攻撃など意味はない!魔力体に物理攻撃を加えるなど自殺行為と変わらないのさ!」
ラルのルトは高らかに叫びながら逆にルークを攻撃してきた。
攻撃が当たると予想以上の衝撃に襲われる。
「どうだぁ!今のが魔撃だ!物理に魔力を合成させた攻撃だ!!」
「痛いー(棒読み)」
「降参するなら今のうちだぞぉ!」
「なーんちゃっての!」
ルークは気を纏って攻撃を防いだ。
「なっ!?!?」
そのまま掌爆撃で場外まで吹き飛ばしルークの勝ちになった。
「やはり強い!!この老人!どこまでいくのでしょうか!!!」
そしてルークは救護室へ連れて行くふりをして収監空間にラルノルトを収監した。
「おじいちゃーん戻ってきてー!!そして出てきてエイブラムー!」
ワァァアアワァァアアワァァアアワァァアアワァァアアワァァアア
「はいはい今戻りますよぉー。」
「ふんじいさん何者かは知らないが相当に腕が立つようだな。」
「あんたには負けますわい。」
「ふん、楽しみだ。」
「さぁ!さっそく始めましょう!!!両者位置について!!!始め!!!」
キャァアアアキャァアアアワァァアアワァァアア
さっそくエイブラムを調べる。
エイブラム・ベケット
職業 冒険者 ランクS
称号 剣神の風雲児
レベル 250
スキル
剣神 Lv.Max
剣神ノ加護 Lv.Max
剣気 Lv.Max
見渡す目 Lv.Max
風雲児 Lv.Max
「これは中々じゃの。」
そして武闘大会最終試合が今始まる。




