エイブラム無双。
(レベル的に見れば魔王の部下の勝ちだよねー。)
「どこの道場かは知らんが力を見せてみよ。」
「強い騎士さんの胸を借りるとしますよ。」
その瞬間騎士の手に炎剣が握られていた。
「さぁ!試し合おうか!」
炎が揺らめきながらラルノルトへと襲い掛かる。
「危ない!殺す気ですか?!」
そういいつつ危なげながらもそしてどこかわざとらしく全て躱していく。
「騎士の戦いに遊びなどない!常に全力だ!!」
そして避けていくうちにその速さに慣れてきたのかラルノルトは攻勢に出て剣を胴体に三撃斬りつけた。
「ぐっ!!」
騎士は痛みに後退った。
「あーやっぱり俺力ないなー。今ので倒せると思ったんだけどなー。」
そういい更に一撃更に一撃と何度か繰り返して騎士を倒した。
「無念っ!!」
今の一撃で騎士が倒れた。
「なななんと!!勝者ラルノルト!!!今の試合どうみますか?!」
「騎士が雑魚かっただけだろ。」
「ラルノルトの身軽さが勝負の鍵でしたね。」
「・・・。」
ワァァアア!!
「コメントありがとね。本当にありがとうね。はーい片付けて次の準備しちゃって!!!」
治療用テントに運ばれていくのを目で追った。
「まぁ勝敗は予想通りかな。」
そういいそそくさと治療用テントへと姿を消して忍び込みこっそりとスキルをいただいてもとの場所へと戻った。
(あれ?これなら別に大会に出なくても良かったかも・・・。)
そんなことを考えつつもまた観戦を再開する。
「続きましてぇ!!第三試合!!!賞金稼ぎ!!アロン!!どうしたあ!こんなことろに賞金はないぞぉぉお!!!彼の生け捕り率はなんと100ぱーせんとだあ!!対する相手は!!Aランク冒険者!!デビッドぉ!!相手にとって不足なし!さーどんな戦いになるのか!!!始まりました!!さぁ戦え!」
アロン・リンドー
職業 賞金稼ぎ
称号 気まぐれな稼ぎ屋
レベル 126
スキル
賞金稼ぎ Lv.Max
手加減 Lv.Max
収監空間 Lv.5
デビッド・ゾルダー
職業 冒険者Aランク
称号 熟練冒険者
レベル 145
スキル
冒険者 Lv.Max
回復魔法 Lv.5
(どっちもどっちだなー。強いのは強いかもしれないけどうーん・・・。)
賞金稼ぎは縄を手に冒険者は鞭を手に二人の戦いは静かに始った。
戦いは鞭と縄でのしばき合いになった。
観客はなんだか可愛そうだなという雰囲気に包まれ暖かく見守られついにしばき合いの上デビッドの勝利で戦いは終わった。
しかし両者満身創痍のため辞退。救護室へと運ばれていった。そしてスキルを頂いた。次はエイブラムの試合らしい。
「はい、終わりましたぁ。次行こう!次はみなさんお待ちかね!!エイブラムだぁ!!」
ワァァアアキャァアアア
「そしてお相手はぁ!!よく知らないが無所属!!ニックぅぅ!!両者!位置について!!よーい!はじめ!」
勝負はエイブラムの一振りで終わった。
「速い!!さすがだ!エイブラム!彼に勝てる人ははたしているのでしょうか!!あーー!!!」
(また参考にならないんだけど・・・。)
試合も話も短いです。
というか次の話から武闘大会本番だと思いたいです。




