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スキルプラッカー  作者: 山田
悪党退治編
44/62

第一回戦!

「みなさぁぁぁんん!!!待ちに待った武闘大会が始まりましたよぉぉぉ!!!」


馬鹿でかい声で進行役の一声で武闘大会は始まった。

観客もおぉぉぉ!!という感じでノリに乗ってやかましい感じだ。


「さぁ!ルールを説明します。まず第一回戦!!バトルロワイヤルぅぅぅ!!広いリングの中に最後に立っていた人が勝ち抜きです!!リングアウトもしくわ気絶か降参の宣言でもいいぞ!そして人数は20名ずつの8組ですぅ!!!!いぇーーーい!!」


「「いぇーーい!!!」」


「そして第二回戦!!トーナメントだぁ!!最期に勝ち抜いた者が勇者様のパーティだぜぇぇ!!」


「「ぜぇぇ!」」


「いや、ぜぇぇ!は違うでしょ。」


ルークの突っ込みは誰も聞いていなかった。


「そして大会中は武器の使用はいいぜ!!各自自前の武器を使ってくれぇ!だけど殺しちゃ失格だからな!そこんとこよろしくな!」


そんなこんなで大会が始まりました。

バトルロワイヤルは8組に別れ本命は全て別々のグループに分けられてるみたいな感じになっていた。


「えーとBブロックだから二試合目か。もうすぐAブロックが始まるみたいだし見学でもしとこう。」


「さぁぁあああ!皆さん!Aブロックの試合が間もなく!間もなく始まりますよぉ!注目は何と言ってもSランク冒険者のエイブラムさんですねぇ!さーどんな試合になるんでしょうか!試合と呼べるものになるんでしょうか!!さぁ!今ゴングです!!」



うるさい司会の合図で試合が始まった。


「エイブラムさんあんたには悪いが全員でかからせてもらうぜ。」

「お前ら程度のやつが何人いようが変わらねーよ。」

「なんだとぉ!」

「やっちまうぞ!」

「おー!」


リング内の19人が一斉に飛びかかったが次の瞬間にはもう全員が外に弾き出されて気絶していた。


「はやい!!もう決着だぁ!勝者はやはりエイブラム!強いぞエイブラム!!この調子で勝ち進むのかぁぁああ!!」


「弱すぎぃ・・・何今の参考にもならないんだけど・・・。」


「次はBブロックの対戦です!!参加者はリングに集まってください!!」


みんなぞろぞろと集まってきた。

人数が揃った時また司会が叫び始めた。


「さぁ!参加者が集まりましぁ!Bブロック!!このブロックには最高齢の人が入っているグループです。その名もブ・ジンさん!御年なんと85歳!! みなさん!やさしくね!!いぇーい!!それじゃあ始め!!」


「おじいちゃん、怪我する前にはやくリングから降りたほうがいいよ。」

「やかましい!これだから最近の若もんは・・・。」


おじいちゃんはそう呟いた。


あの方は最後にしよう。みんながそう思いおじいちゃんを避けて戦闘開始した。


(予想外だな。てかおじいちゃんなめ過ぎだろ。まぁいいけど。)


そういい高速で動いて目ぼしいスキルを回収していった。


中には関係なしに襲いかかってくるやつもいたが場外へと投げ飛ばして気絶させた。

それをみてなんだよあのおじいちゃん強いんじゃんという感じになった。


「かかってこい若者よ。」


「じじい!優しくしたらつけあがりやがって!」


若い男が斬りかかってきたがそれを時計回りに一回転してして躱しその勢いのまま首に一撃を入れて気絶させた。

その時点であと二人。


戦っているところに割って入り場外まで掌打で吹き飛ばした。


「勝者ブ・ジン!!!強いぞ!なんて強いおじいちゃんなんだぁぁああ!!」


その後も大会は進み一回戦の試合は全て終わった。


「中々強そうな奴もいたし明日が楽しみだな。」


そして明日第二回戦のトーナメントと組合せを決めるという段取りらしい。

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