偉大なる骸骨。
60階層のボスは結論から言うと敵ではなかった。
風も雷も今のルークにはダメージが通らない今この迷宮ではもはや一方的な展開しかなかった。
60階層のボスからは落雷、電磁加速他はかぶりでそのまま進み70階層のボスからは操雷、電磁場を手に入れた。
そしてそのまま進もうとしたがまたボス部屋が現れた。
「この迷宮もここまでなのか。」
71階層のボス部屋へと入ると中には杖を持ってローブを着ている禍々しいオーラを放っている人型の骸骨が真ん中に立っていた。
人型の骸骨はこちらに気付くと初級魔法を撃ちこちらを牽制しながら大規模魔法の準備を始めたようだ。
「いきなりかよ!」
とりあえず魔法を躱しながら骸骨を鑑定する。
エンシェント・リッチ
Lv.153
hp 12000
mp 7500
atk 340
def 260
int 6400
spd 200
スキル
火魔法 Lv.Max
雷魔法 Lv.Max
土魔法 Lv.Max
風魔法 Lv.Max
水魔法 Lv.Max
闇魔法 Lv.Max
状態異常魔法 Lv.Max
詠唱短縮 Lv.Max
並列詠唱 Lv.Max
固定砲台 Lv.Max
物理結界 Lv.Max
魔法障壁 Lv.Max
混合魔法 Lv.Max
魔力探知 Lv.Max
魔力自動回復 Lv.Max
古代ノ魔術師 Lv.Max
ボスの品格 Lv.9
注記
この迷宮の最後のボス。
ボスの中でもユニークボス。
遭遇の確率は低いが未踏である期間が長いほど確率は上がる。
出会ったあなたは運がいい。
かなり強力な種でそのなかでもユニーク個体。
物理も魔法も効かない。
「骸骨強っ!」
風ノ加護のお陰で火と風は避ける必要もないがそれもしばらくの間だけでリッチも気付いたようで火と風は飛んでこなくなった。
「物理も効かない、魔法はもとから頼りにしてない。どうするか・・・。」
飛んでくる魔法を躱しながら考えた。
しかしやつは大規模な魔法の詠唱も始めている。悠長に考えている時間はない。
そうこうしてるうちに状態異常も効かないことに気付かれ飛んでこなくなり確実にダメージを与えられる魔法のみ飛んでくるようになった。
ルークは魔法の弾幕にどうしようもなく転移しても魔力探知引っかかりすぐにみつかる。鬼神の籠手を装備しただ魔法を叩き落とすことに集中した。
そしてついに大規模魔法の詠唱が終わったようで魔力が開放された。
ルークの周囲に黒い風の渦や黒い雷が出現し始めた。
(これが混合魔法かっ!)
そう判断しすぐさま転移で別の場所へと移動し闇と風と雷のを混合魔法避けた。
ルークのいたところは渦や雷が大きく成長してかなりの大きさになっていた。
そして渦が晴れたその跡には削れた地面や焦げた跡などが残っていた。
(近接しかないか・・・。)
様子見のために避けていたが攻勢にでるために龍鬼纏と雷体化を使用してステータスの底上げをして、疾風迅雷も使って目にも止まらない速さでリッチに低空タックルを食らわせ両足を刈った。そしてそのまま地面に転がして足関節を一気に極めて右足を折り、さらに肋骨の部分を殴って折った。
そして杖を奪った所で魔法が飛んできたので一旦距離をとった。
リッチのHPをみると今ので2000くらい減っていた。
「杖をゲット!!」
空間へと収納し終わるのを待たずにリッチから魔法が飛んできた。
それを躱しながら鬼剣と盗技剣を取り出し双剣の構えをとった。
(剣に気を纏わせればダメージは十分通るはずだ。)
転移で一瞬のうちにリッチへと近づき鬼剣と盗技剣で滅多切りにした。
魔法も飛んでくるがそれも打ち消しながらさらに斬り続ける。
そして一旦距離をとった。
スキルも取得出来て、HPもさらに5000ほど減っていた。
ルークは剣をしまいリッチに向かって悠々と歩き始めた。
魔法が飛んでくるが避ける動作もせずに向かってく、魔法はすべてルークの手前で弾かれてダメージは通らない。
もう一度大規模魔法のが発動した。
もう一つの闇と風と水の混合魔法で黒い吹雪が吹きつけた。
「避ける必要もない。」
そういい甘んじて攻撃を受けたがまたダメージはなし。
そうして一本足で立っているリッチの眼前まで到着した。
「骸骨っ!」
わけのわからない叫び声と同時に渾身の右ストレートを骸骨の顔の部分に叩き込む。すると顔はどこかに飛んでいったがまだ活動を続けているので全身の骨が粉々になるまで殴り続けた。
「ふぅ、なんとか終わったぁ。一瞬ひやっとしたー。」
そういい奥のダンジョンコアのスキルを頂き地上へと戻った。
ルークのステータスの値を計算しなおします。つ次奴らが登場するかも。




