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スキルプラッカー  作者: 山田
悪党退治編
29/62

悪党対峙。

「さぁ、全部吐いてもらおうか。」


そういいルークはアサシンに詰め寄る。しかしアサシンもただではやられまいと影からなにやら毒々しいナイフを一本取り出し構えた。


(うわぁ、毒々しいなー)


ルークは動いた。ナイフの効果は鑑定で調べ済みでその名もまんま毒ナイフと言うらしい。もちろん効果は毒だ。そして毒である限りルークには効かない。


アサシンがナイフを直線でこちらを刺してきたので当たる前にナイフを鷲掴みしに奪い取り。ルークはそれを自分の空間へと収納し。


「さぁ、次はなにするの?」


アサシンはまた別のナイフを取り出そうとした、その瞬間に距離を詰めナイフを奪い取った。


ルークはその距離から離れず出そうとするナイフを全て奪い続けた。

奪い取った。ナイフは計6本ほどで底が尽きたようだ。


途中で「何本ナイフ出すんだよ!」とも思ったがアサシンも「何本ナイフ盗れば気が済むんだよ!」と思っているはずだ。


そしてアサシンは腕を振りかぶってきた。ギリギリで避けたがアサシンの袖からナイフが飛び出てできて間合いが伸びた。


「仕込みナイフっ?!も頂きます。」


仕込みナイフも頂きました。

一旦距離を開けてテンション高く挑発を続ける。


「お次は?!」


そう問いかけたからではないが、なにやら黒い靄のような物がもぞもぞと動き始めた。


(あれが操影のスキルか便利そうだなー。)


その黒い靄がそこそこの速さでこちらに向かって飛んできた。

最初なので大きく避けるが、こちらを追跡してきた。


(うーん、感覚を掴むために一撃喰らうのもいいかもしれないけどでもなぁー。)


そうこう考えているうちに黒い靄はだんだんと大きくなってきた。そしてある一定の大きさを超えた時パッと4つの球体に分かれ2つはこちらを追ってきて、2つはヤツのもとへと帰った。


「えー?!」


長剣を1本創り出し斬ってみたがやはりすり抜けた。


「やっぱり駄目かー。」


といいつつナイフを創り出してアサシンに投げつける。

すると黒い靄のうちの1つが硬化してナイフを弾いた。


「鬱陶しい!」


霊剣で追ってきていた1つを細切れに、もう1つは幻炎で燃やし尽くし、念道力でアサシンの周りを飛んでいた残りの2つの球体動きを力業で捻じ伏せた。そしてボスの品格を使い、同時に鬼気を使用し鬼の気を纏った。その瞬間に倉庫の中はルークの放つプレッシャーで支配された。


「ふふん、お次は?」


今出せる全力の威嚇でそう問いかけた。


すると急に球体が振動を始め、霧散して霧になりあたりが目ではみえなくなった。


・・・


ラグは冷汗をかきパニクった。なんだこの凄まじいプレッシャーはと。

本能的に勝てないと悟った。

味方の始末もできていない、攻撃も通じない、武器も取り上げられた。


そうして逃走という選択を選んだ。

逃げられるかもわからないが、もし逃げられたなら情報をあの御方にお伝えすることができる。そう考えすぐさま黒い球体を霧状へと変え 目眩ましをして姿を消し味方にトドメを刺して逃走をはかった。


一応外には出てきたようだがこちらの姿は見えていないようだ。

「逃走が正解だったようだな。いや、姿が見えないなら反撃もできたか?まぁいいあの御方に報告しよう。」


アサシンは森の中の近道を走り抜け、3日かかるところを2日で村から街へと到着した。


街の手前で少し人目のつかないところへと入り、街人風の服装へと着替え街の中へと入っていった。

街の中央辺りの大きな屋敷の建ち並ぶ所にまできて、そのうちの3番目程の大きさの屋敷へと入っていった。


「主様・・・ご報告申し上げます。」

「おぉー!帰ったか!それで?もちろんいい知らせが聞けるんだろうな?」

「い、いえ。任務は失敗してしまいました・・・。」

「また失敗しただとぉ?!??!?!何回失敗すれば気が済むんだ!」

「申し上げる言葉もありません。ですがやつの戦闘に関する情報を仕入れました。次の準備に役立つかと・・・。」

「ほぉ、聞いてやろう。どんな情報だ。」

「はっ、やつはとてつもなく速いです。アサシンの更に上位の者よりも速いかもしれません。それと毒は効きません、それに武器を何もない空間に収納しまた取り出していました。おそらく収納空間系のスキルの持ち主であることが考えられます。」

「毒が効かず、収納空間持ちかそれにとてつもなく速い・・・厄介だな。」

「まだあります。」

「まだあるのか?!」

「はい、影が斬られました。それに燃やされなにやら見えない力で無理矢理捻じ伏せられました。そしてなによりもやつは凄まじいオーラを放っていました。あれはそう迷宮のボス級、それもレベル5いや6くらいのプレッシャーはありました。」

「な、なんだと?!それは嘘ではないだろうな?!本当ならかなりの手練が必要になるではないか!!」

「はい、真でございます。」

「そうか・・・、おい先生を呼んでこいそれと、上位のアサシンをもう3名集合させろ。」

「わかりました。」


そういいラグは先生と呼ばれる人物を呼びに行った。


・・・


(まっ全部見てるんだけどね。)


ルークは姿を隠したまま状況を眺めていた。


(あの人が黒幕か、人相もそうだけど頭も悪そうな顔だなー。さてと状況はわかったし、人のものに手を出すとどうなるか思い知らせてやろう。)


その前に潜んでる奴を全部片付けてからにしよう静かーに。


馬鹿な主様とやらにに感付かれないようにそ~っとそ~っと。

そして10 程潜んでいたアサシンを全て片付けた。そしてルークはついに姿を現しボスの品格と鬼の気を纏って、登場した。同時に部屋の中をルークのプレッシャーが支配する。


「はじめまして、ご存知だと思いますがルークと申します。」


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