不審者。不審者。
地上へでてきたルークは大きく伸びをして深呼吸をした。
「んん、あ~。久しぶりの外だー3週間ぶりくらいかなー。」
迷宮の転移門の転移場所になっている所からのんびりと歩き出した。
「あーなんだか眠くなってきたなー。不眠みたいなスキルないかな。」
街道まででてきたルークは、異変に気付いた。
「んー、ここの街道に人がいないなんて珍しい。」
1人でゆっくりできるラッキー、くらいに思っていたルークだが、探知スキルを使っても反応がないのは不思議だなーと思っていた。
「まぁいっか。考えても仕方ないし。」
また歩き始める。そしてしばらくすると急に人の反応がでてきた。
歩いて人が探知の範囲に入ったとかではなく本当にいきなりふっと現れた。
それも1人や2人ではなく、確認できるだけで10人は超えていた。
「あっちの岩陰と、あそことあそこの木の陰だな。」
ルークは気付かない振りをしてそのまま進んでいった。
すると反応が近付いてきて、声を掛けられた。
「よぉガキ!ちょっと話があるんだ。」
盗賊風の男たちを無視して歩く。
「止まれぇ!」
さらに無視して歩く。
「止まれつってんだ!!」
まだまだ無視して歩く。
「おい!!止まれよ!!おい!誰かそいつを止めろォ!」
1人の男がルークの腕に手を掛け無理やり止めた。
「一体なんなんですか?」
「なにって見たらわかるだろ!盗賊行為中だよ。ってなわけで、有り金と装備全部おいてけェ!」
そういいその男はちらりと周りに目配せをし、その後何もない空間に視線を向けた後またこちらに視線を戻しまた恫喝を続けた。
「さもなくば、痛い目にあうぞぉ!」
ルークはすっと武具創生で投げナイフを作り出し一番近くにいた男に投げつけた。すると、その男は顔色1つ変えずにナイフを弾いた。そして、急に作ったように顔を強ばらせ。
「てめぇ!なにしやがんだぁ!!」
「おうおう、よっぽど死にてぇらしいな!!」
(なんだ今の動き、不自然な目配せ)
とりあえずリーダー格風の男に鑑定を使用し、ステータスを調べた。
名前 サイモン・ストーン
職業 暗殺者
称号 アサシン
レベル 70
hp 1000
mp 500
atk 700 (+800)
def 700
int 250
spd 700 (+800)
luk 100
スキル
アサシン Lv.8
名前が違うだけで全員が暗殺者で似通ったステータスだった。
(暗殺者ねー・・・なんで盗賊を装って僕を狙うのかは知らないけど、なんとかしないとね。)
「おらぁ!!いいから装備置いていかんかい!!」
そういい1人の男が殴りかかってきた。
「装備?そうか、これが目的か。」
男の拳を防ぐと同時に反撃して殴り飛ばし盗技剣を取り出してリーダー格風の男の背後に一瞬で回りこみスキルを奪った。
「なっ?!いつのまに?!」
「暗殺者が背後をとられるなんて、暗殺者失格なんじゃないの?」
男達がさらに驚きの表情に変わった。
シュババ!
盗賊風の格好から暗殺者らしい全身黒付くめでフードのついた格好へと変わり、リーダー格の男を先頭にして左右に均等にわかれて一列で並んだ。いつのまにか殴り飛ばした男も意識が戻ったようで、列に加わっていた。
「かかれ。」
リーダー格風の男がやはり何もない所を見てからそう指示を出した。
全員の姿が消えた。
「もしかしてもう一人いるのかな?」
その問の答えにはナイフが返ってきた攻撃が終わるとまた姿を消す。それが全方位から繰り出される。
「おっと!危ない危ない。まぁ答えてくれるわけないか。さっき12人いたそれに1人いるとして13人かな?」
それにしても埒が明かない。ふぅと溜息をついて動きを止めた。
そして次のナイフ攻撃が来て物理結界に弾かれた瞬間、腕を掴んで思い切り引っ張り殴り飛ばした。
バチィ!
「まずは1人目!」
その調子で2人・・・4人・・・・11人と殴り飛ばして行き残りはリーダー格っぽい男のみとなった。
「さて、あと1人になったよどうするの?あと2人?」
やはり後から襲いかかってきたので、ナイフを躱して腕を掴み空いた手で首を絞めそのまま振り回して転がし、足でもう片方の手も封じて動けないようにした。
「さぁ、動けなくなったよ。どうする?雇い主でも吐く?」
ギリギリと首を絞めて行く、絞められている男はやはりまたなにもない空間に視線をやり小さく頷いた。
グサッ!
その男の胸に一本のナイフが生えた。
「なっ?!」
そうして次々とナイフが生えていきその場で生きているのはルークをナイフを生やした張本人だけだ。
「出てこいっ!!あんたはいったい何者なんだ!」
なにも反応はなく、ただ呆然とルークはその場で立ち尽くした。
「なぜなにも装備していなかったのに盗技剣のことが知られていたんだ。ギルドのマットとか言う人にしか言ってないのに・・・まさかギルドが・・・?まさかね・・・。」
自分で考えておいてありえないだろうとその考えをかき消した。だが、なぜ知られていたんだろうと考えるとやはりギルドしか考えられない。
「とりあえず街に戻って様子をみてみよう。」
アサシンというスキルを使用してみた。
常時攻撃力と速さが増す。それに加えて効果を使用すると隠密、暗殺、偽装、隠匿、洞察眼、ナイフなどおおよそ暗殺に必要だと思われる技能が全て備わっていた。
「このスキルのせいで探知スキルに引っかからなかったのかな。」
さっそくアサシンのスキルを使用して街へと戻った。
街へと戻るとなにやら騒がしかった。
「いったいなんの騒ぎだろうか。」
みんなの話に耳を傾けた。
「...nな!勇者が現れたんだってよ!」
「なにぃ?!本当か?!」
「あぁ、それもロンド王国だけで3人だってよ!」
「そうか!!でも・・・勇者が現れたってことは、やっぱり魔王もいるってことだよな・・・」
「あぁ・・・だけどよ勇者だぜ!それも3人も!うちの国に剣の勇者と槍の勇者、あとは弓の勇者だ!あとリンツ共和国には杖の勇者、それとマトン国には魔眼の勇者だってよ!」
「へぇ、マトン王国にはまた珍しい勇者が現れたもんだなー。てか他の王国からのやっかみも多いんじゃないか?」
「だろうなー特に勇者の現れなかった国からは特に多いだろうなー。」
そうして意識を戻した。
「迷宮に潜っている間にずいぶんと変わったみたいだ。勇者ねー、どんなスキル持ってるんだろうか・・・。」
とりあえずは自分のことが騒がれている様子は無かった。
また手に入れた使わないお宝を売り捌いた。
報告義務があるので、ギルドへと向かい今回の報告を済ませた。
「よし、この街は引き払う、とりあえず村に戻ってボブとキャサリンに挨拶しておこう。」
そうしてしばらく街を歩き広場を通りかかった。
「我が国に!勇者様が3人も現れてくださった!!我が国はもう安泰だ!!それも我が教団が日々お祈りを捧げていたからなのです!!そしてこれからも祈りを捧げ続けます!!さぁ、みなさんも一緒に祈りを捧げましょう!!安らぎはすぐそこにあります!!」
その後も色々と言っていた。なんらかの宗教らしい。勇者教とかそんなのなのかな?
「さてと、お金も手に入れたことだし久しぶりに村に戻るかー。」
そうしてルークは街を出て自分の生まれ育った街への道を歩き始めた。
後ろからついてきている怪しい人影には気付かずに・・・。
とある大きな屋敷の一室。
「失敗しただとぉ?!?!?!?はぁ、なんてことだ・・・。」
「返す言葉もございません。」
「もっとランクがCだからと舐めすぎたか、もっと上位の者が必要だったか
。それでその失敗した者共は?」
「はっ、すべて始末しました。なにも情報は漏らしておりません。」
「まぁよい、私の判断ミスもある。不問としてやろう。」
「ありがとうございます。」
「もうよい下がれ。次はもっと上位の者を連れてゆけ。例の剣を速く私の元へ。」
「はっ。」
ササッ
「ふぅ、中々手強いようだな。やはり一筋縄ではいかんか。」
名前 ルーク・オリファント 年 16
職業 冒険者 ランク C
称号 スキルプラッカー
レベル 84
hp 460(+1750)
mp 302(+450)
atk 183(+2800)
def 201(+2600)
int 200
spd 301 (+2850)
luk 100
スキル
[攻撃系]
一刀烈斬 Lv.8
舞連速刀斬 Lv.3
高速連打 Lv.1
状態異常攻撃 Lv.3
念動力 Lv.5
幻炎 Lv.5
受け流し Lv.5
拳敵必殺 Lv.1
飛斬 Lv.1
総合格闘術 Lv.9
[魔法系]
風魔法 Lv.4
水魔法 Lv.4
火魔法 Lv.4
[防御系]
物理結界 Lv.MAX
魔法耐性 Lv.3
全耐性 Lv.4
物理抗性 Lv.1
状態異常無効 Lv.MAX
竜鋼鎧 Lv.1
[武器系]
剣 Lv.8
拳 Lv.7
双剣 Lv.5
[操作系]
土操作 Lv.2
水 Lv.1
[探知系]
探知 Lv.8
熱感知 Lv.3
[特殊系]
酸 Lv.4
物理反撃 Lv.3
マスターキー Lv.4
限定転移 Lv.MAX
保管空間 Lv.2
自動回復 Lv3
超回復 Lv.3
鑑定 Lv.Max
生命力 Lv.5
蜜ホルダー Lv.4
連携行動 Lv.4
合成 Lv.MAX
ボスの品格 Lv.6
分解 Lv.6
金属加工 Lv.3
探知妨害 Lv.3
みえざる Lv.1
イヴェイション Lv.8
格闘戦術 Lv.9
対武器戦闘 Lv.9
武器破壊 Lv.9
鬼気 Lv.8
巨人の剛力 Lv.Max
武具創生 Lv.Max
リミッター解除 Lv.MAX
建造 Lv.5
迷宮化・改変 Lv.5
モンスター召喚 Lv.6
[移動系]
水陸空行動 Lv.2
俊敏 Lv.5
鳥走り Lv.5
[生成系]
蜜精製 Lv.3
ゴーレム生成 Lv.4
霊剣 Lv.7
[特性系]
百獣の王 L.v2
十二支 Lv.1
百鬼 Lv.2
[職業系]
アサシン Lv.8
[体質系]
霊体化 Lv.7
幻幽体化 Lv.5
念動体化 Lv.5




