報告義務/スキル集め
街へと到着し、人は別れた。
「確かに死にかけてたし戻ってこなかったら心配するよね。」
とりあえずルークがまずすべきこと、それは・・・
「すいません。これいくらで売れますか?」
使わない武器を売ることだ。
とりあえず高そうな杖を武器屋で売り払った。
「ほほぉ、こりゃあ中々の杖だな!金貨4枚でどうだ!」
(金貨4枚だと、一ヶ月の宿代が銀貨3枚で食費でだいたい銀貨2枚だとすると8ヶ月分か、もうちょっといけるかな。)
「金貨4枚ですか・・・。そう、金貨4枚ねー・・・。」
武器屋のおっちゃんの目を見ながら、しばらく沈黙した。
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・わかったよ!金貨6枚と銀貨5枚でどうだ!?」
沈黙に耐えられなくなったおやじはそう切り出した。
「わかりました。その値段でいいですよ。あと、銀貨5枚分は細かいのでください。」
(これで1年と1ヶ月分かこれだけあればしばらくはゆっくりできそうだ。)
「ありがとう、おっちゃん!また来るね!」
ガチャバタンッ
次にルークは、宿へと向かった。
「おーおかえり!しばらく見なかったけど無事だったんだねー。」
「はいお陰様で、部屋ってまだ残ってますか?」
「そのまんま残してあるよ。支払ってくれた料金分までは残しとくつもりだったよ。」
「そうですか、ありがとうございます。また追加で1ヶ月延長お願いします。」
「あいよ、先払いで銀貨3枚だよ。」
「金貨でいいですか?」
そういい1枚金貨をカウンターの上に置いた。
「あいよ、それじゃあお釣りで銀貨7 枚だね。」
そう言い銀貨7枚とカギを渡された。
眠たかったのでさっさと上へと上がりベッドへと飛び込みそのまま眠りについた。
朝。
「ふぁぁよく寝た。」
起き上がり眠気顔であくびをしながらベッドから降りた。
そして水浴びをし体を綺麗にしてから部屋を出た。
「今日はギルドへ行きます。」
準備を完了し部屋の鍵を閉めた。
「んー鍵?」
鑑定を使用すると解錠 Lv.2、というスキルが表示されたので取得しておいた。
「ということは扉も?」
追加で施錠 Lv.2と開け閉め Lv.2を取得した。
「使い道は・・・きっと、なにかあるだろう。ってか開け閉めってなんだよ!」
突っ込みつつも受付のおばさんに鍵渡してギルドへと向かった。
ギルドへと歩いている途中、肩がぶつかった。
ドンッ
「おぉこら!どこみてあるいとんじゃ!!!気をつけてあるかんかい!!!」
「なんか、聞いたことあるセリフだな。」
そこにはダンジョンへ入る初日によ絡んできたガタイのいい男がたっていた。
「んっ?お前どこかで、見たことがあるぞ・・・そうだ!10日くらい前にも俺に肩をぶつけやがったやつじゃねーか!今度はみのがさねーぞ!」
相手も気付いたようで勢いをましてこちらを捲し立ててきた。
「そっちから肩ぶつけてきたんじゃないですか。」
会話の隙に、そっと鑑定スキルを使った。
ゴッチ・スパパパパッチ
Lv.32
・
・
・
スキル
拳闘術 Lv.3
拳 Lv.3
「なんだ、あんまり強くないじゃん。」
「なんだとぉ?!やんのかこらぁ!かかってこいやぁぁ!」
「ごめんなさい、思わず本音が・・・」
「あぁぁぁん!!!!???」
相手の怒りは最高潮なようだ。
「じゃあ行きますよ。」
野次馬はまだ集まってきていないようなので盗技剣を取り出し構えた。
「えっ、剣使っちゃう感じなの?」
「はい、使います。」
ガタイのいい男は急にしおらしくなったがルークには関係ない話だ。
一気に距離をつめて足で下の土を巻き上げて目潰しをする。そして、スキルを取得し終わったので剣をしまう。
「これで満足ですか?」
「あぁ!もう満足だ!」
どこに向かって叫んでいるんだろう、と思いながらも。
「じゃあ、もう行きますね。」
そう言い残しその場を去った。
そんなこんなで少し時間はかかったが冒険者ギルトに到着した。
クエスト掲示板で簡単そうな討伐クエストを選び受付へと持っていった。
「こんにちは、このクエスト受けます。」
「はい、ギルドカードの提出をお願いします。」
ルークは、ギルドカードを提出した。
「ルーク・オリファントさん、えーと迷宮へ入った際の報告がまだなのですが。それに・・・えっ?!少しここで待っていてください!」
「は、はい。」
受付嬢はなにかに驚いて奥の方へと引っ込んでいった。
「なんなんだ・・・、あー報告義務かぁ、すっかり忘れたどうしよ。」
「お待たせしました。」
受付嬢がピシっとした服をきた人と一緒に戻ってきた。
「はじめまして、ギルド調査員のマットと申します。少しお話を聞かせていただきますので、こちらへどうぞ。」
「は、はい・・・。」
逆らうこともできず指示に従いついていく。
案内された先は個室で机と椅子が2つとなんだがよくわからない魔装置が置かれていた。
「どうぞ座ってください。」
言われた通り椅子に腰掛ける。
「まず、報告義務というのをご存知ですか?ギルドに登録してもらった際の書類で、迷宮で手に入れたものの情報と、行った階層の全ての情報はこちらで一度回収するという契約書を書かれたと思うのですが。」
「はい、すいません!忘れてました。」
「今回の探索でずいぶんとレベルが上がったようですが、何階層までいけましたか?」
「48階層です。」
「そうですか。なにか手に入れましたか?」
そう聞かれルークは、正直に、答えた。
「そうですか。わかりました。他に報告漏れはありませんか?」
「はい。ありません。」
確かに登録した際に契約書で全ての情報提供するかわりに、ランクと歩合制により報酬が支払れギルドからの様々な特典が受けられ、身分も保証してくれるというものだった。
「ではのちほど報酬として支払わせていただきます。ご協力ありがとうございます。」
「はい。失礼します。」
「そうですか、それではお気をつけて。」
ルークはそそくさとその場を退室した。
その夜マットはルークの情報を怪しげな男に渡していた。お金と引き換えに。
このことはルークは知らない。
ルークは部屋を出て心臓バクバクのまま逃げ出すようにギルドを出て行った。
「あぁぁああ、心臓バクバクしたぁあ!なんとかなったみたいでよかったよかった。」
とりあえず一息つくために広場のベンチへと腰をかけた。
「今日は討伐クエスト受けるつもりだったけど、報酬貰えるならそのまま狩りに行こう。」
そう予定を大雑把に立てて近くの森へとでかけた。
森へとでかけ朝から夕方くらいまで狩り続け、スキルも経験値も手に入れほくほく顔で宿の自分の部屋へと帰ってきたルークは自分の部屋をみて違和感を覚えた。
「なんなんだろう・・・。」
部屋が大きくは変わっていないが微妙に物の配置が変わっているような気がする。
物と言ってもほぼ全て自分の収納空間にしまっているのでなにもなかったが、恐怖感は覚えた。
「ただの泥棒かな?」
そう結論づけ部屋の鍵を閉めスキルでも施錠してその日は眠りについた。
朝狩りに行って夕方に戻ってくるそのサイクルを大体3週間ほど続け、近くの森のスキルは取得し終わった。
しばらく動いてばかりだったので、しばらくは街の中を鑑定しながらぶらぶらまったりとスキルを取得してまわった。
時に不審な視線を感じながらも辺りを見回すもなにもなく気のせいかと思い直したり、街の噂程度だが最近魔物が活発化してきているのでどうにもまた魔を統べるものが出たのではないかと噂されている。
2日くらいまったりとして今度はちょっと遠くの湖まできた。そこでもしばらく滞在してスキルを集め。その後も色々な所を周りスキルを回収した。
そして最終的にルークは収納空間にありったけの食料を詰め込み迷宮攻略へと向かった。
スキルを書きわすれていたぶん増やしました。
少し会話の部分を修正しました。
さらに次の展開までの過程を修正しました。
もうちょっとあとで出す予定だった情報も追加しておきました。
修正 句読点の位置が笑えないくらい酷かったので修正しました。ちょっとはマシになったはず。
名前 ルーク・オリファント 年 16
職業 冒険者 ランク C
称号 スキルプラッカー
レベル 53
hp 350(+1750)
mp 210(+450)
atk 102(+1900)
def 130(+2500)
int 150
spd 201 (+1970)
luk 90
スキル
[攻撃系]
一刀烈斬 Lv.8
舞連速刀斬 Lv.3
高速連打 Lv.1
ラウンドハウス Lv.3
拳闘術 Lv.6
鎌鼬 Lv.4
状態異常攻撃 Lv.3
念動力 Lv.5
[魔法系]
風魔法 Lv.4
水魔法 Lv.4
火魔法 Lv.4
[防御系]
物理結界 Lv.MAX
全身鎧 Lv.7
鉄甲壁 Lv.1
魔法抵抗 Lv.3
全耐性 Lv.4
物理抗性 Lv.1
状態異常無効 Lv.MAX
[武器系]
剣 Lv.7
拳 Lv.6
双剣 Lv.5
[操作系]
土操作 Lv.2
水操作 Lv.3
[特殊系]
酸 Lv.4
物理反撃 Lv.3
マスターキー Lv.4
限定転移 Lv.MAX
保管空間 Lv.2
自動回復 Lv3
超回復 Lv.3
鑑定 Lv.Max
探知 Lv.8
生命力 Lv.5
蜜ホルダー Lv.4
連携行動 Lv.4
合成 Lv.MAX
分解 Lv.6
金属加工 Lv.3
透明化 Lv.5
[移動系]
水陸空行動 Lv.2
俊敏 Lv.5
鳥走り Lv.5
[生成系]
水生成 Lv.3
蜜精製 Lv.3
ゴーレム生成 Lv.4
霊剣 Lv.7
[特性系]
百獣の王 L.v2
十二支 Lv.1
霊体化 Lv.7
念動体化 Lv.5
百鬼 Lv.2




