迷宮へ潜ろう
ロンド王国という国に 1人の男がいました。
その男の夢は、少年の頃から夢見た冒険者という職業。
モンスターを退治したり、迷宮に潜ってお宝を手に入れたりという大変過酷な職業だ。
そんな少年が夢をみたまま大人になると大変危険です。
しかも適性がないならなおさら危険です。
そんな夢見る男の話です。
とある男の目覚め。
バサッ!
朝が来て寝ていたベッドから飛び跳ねるように起きた。
つい最近迷宮へと入る資格があるギルド規定のCランクに到達しやっと迷宮に潜る決心のついた男にとっての記念日だ。
モンスター討伐は積極的にさけ
ただひたすらに採取系クエストと運搬系クエスト、いわゆるお使い系クエストのみを頑張りやっと辿り着いたCランク。
はやる心を抑えられずに昨日から準備していたカバンを持ち、迷宮への入場許可証を貰いに冒険者ギルドへと走って向かう。
そうしてギルド内の受付へ辿り着き、いきも絶え絶えに
「す、すいません!新しくしゅちゅ…出現した迷宮への入場許可証を発行してください!!!」
噛んだ・・・
「はい、わかりました。ギルドカードを提出してください。・・・・はい、確認できました。それでは、発行しますね。」
そうして半笑いで受付のお姉さんは1枚の紙を取り出した。
「ここにサインしてください。」
「は、はい!」
若干緊張しながらもサインを終える。
そうして手続きは終わり。
すぐさま外に出ようとしたその時。
ドンッ
「ご、ごめんなさい!」
ロビーで、見るからに弱そうな男は、めちゃくちゃガタイがよく見るからに強そうな男に肩をぶつけてしまった。
「おぉこら!どこみてあるいとんじゃ!!!気をつけてあるかんかい!!!」
ロビー内に響き渡る声にただただ謝ることしか出来ない男。
「ごめんなさい!す、すいませんでした!」
「あぁん?!…チッ」
ドンッ
まだ続けようとしたがさすがに周りに人が集まって来たため舌打ちをし、見るからにひょろひょろな男に肩をぶつけてそのままどこかへと立ち去っていった。
「はぁ・・・よかった。」
人混みをかき分け1人の女がひょろひょろな男にどなりつけた。
「ちょっとルーク!!あんたなんでなにも言い返さないのよ!それでも男なの?!」
小さい頃からよく遊んでいたキャサリンだ。
なぜか今もお節介を焼いてくる。
「なんだキャサリンか・・・、別にいいだろ。大事にならなかったんだから。」
「そういう問題じゃないでしょ!あっこら待ちなさい!!」
話の途中で聞くに耐えなくなりその場を立ち去ろうとするルークをさらに怒鳴りつける。
「これから迷宮に入るんだ!邪魔しないでくれよ!」
「あんた迷宮って・・・1番の特技は鑑定スキルなのに?」
「そうだぞルーク、迷宮はとっても危ない所なんだ。」
すると人混みの中からまた男がでてきた。
こいつはボブ同じく小さい頃から遊んでいるやつで同じくお節介を焼いてくる。
本人は体格もよく、冒険者としても活躍しているそうだ。
「なんだよボブまで、ほっといてくれ!」
そういいルークは走り出した。
「あっ!もう・・・」
キャサリン呆れて、ボブはやれやれと言う感じで首を横に振っている。
2人の制止を振り切り、迷宮の前までやってきたルーク。
「よしっ!」
自分を奮い立たせ、いざ迷宮の中へと入っていった。
スキルが沢山出てくるのが書いてみたかったのでこれから書いていこうと思います。
更新はたぶん頑張って3日に1回くらいはできたらいいなと考えてます。
1番の目的は書くのを楽しむことなので、時には訳の分からない表現等がでてくると思いますがあしからず。