嫁に行く日
掲載日:2026/05/20
平和な日常
今日は娘の結婚式だ。
大事に育ててきた、目に入れても痛くない娘。
それが、どこの馬の骨とも分からん男にかっさらわれる。
……いや、旦那も良いやつだ。
当たり前だ。俺の娘が選んだ男なんだから。
司会に呼ばれる。
花束と手紙の贈呈。
小さかった頃を思い出す。
「パパー!」と甘えてきた娘。
ああ。
あの手紙には何が書いてあるんだろう。
俺はもう泣きそうだ。
だが、ここで堪えるのが父親ってもんだろう。
「ちょっとパパ! またアタシがお嫁に行く妄想してるの!?」
五歳の娘に怒られた。
だって、こんな可愛い娘。
嫁になんて出せるわけないだろ。
読んでくれてありがとうございます。




