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闘技場に行く

「戦闘開始ッ!」

審判の大きな声が闘技場に響く。

そして私はその闘技場の真ん中にいましたわ。

どうしてこうなってしまったのです……。

こんな状況になったのは約数時間前までさかのぼる。




私たちは人に聞き込みをしながら闘技場まで来ていましたわ。

「ここが闘技場かぁ。あれ、そんなにでかくない?」

「私たちの闘技場がでかすぎるだけですわ。それより早くいきましょう」

私はみんなが闘技場の中に入るように促す。

私が闘技場の中に入ろうとした瞬間入り口に立っていた門番らしき人に止められた。

「おい!ここは選手以外立ち入り禁止だぞ!ここで何をしている!」

門番は槍を私の方向へ向け言った。


「いや、えーとこれを見てください。」

私はそういって帝王の奥さんらしき人からもらった紙を見せた。

「…………」

沈黙の時間が続く。

「……すみませんでした!」

門番は深々と頭を下げていった。

「いや、大丈夫ですよ。あと今ここで何をしているんですか?」

「はい、今ここでは武闘大会を開くための準備をしています。もしかしてスペシャルゲストの方ですか?」

「え、いや私たちは宣伝がしたいと言ったらここに行けばいいわれたので来ただけです。」

「なるほど、それは災難ですね。あなたはどうやらスペシャルゲストの方で間違いないようです。この紙に魔法がかけられているでしょう。それに武闘大会のスペシャルゲスト枠って書いてあるので。」

ま、まんまとはめられた。

まあ出場してもいいかもしれませんわ。

でも宣伝ができるって言っていたのに……。

一国の王女に嘘をつくとは思えない。

だって帝国は私たちの村のことを国と認めているのだから。


勝てばなにかわかるかもしれませんわ。


「僕大会出たいです!そして村長と戦いたいです!」

ハルが突然そんなことを言い出した。

「え、二人も出れるのですか?」

「はい、もちろんです!今日の午後から大会があるので闘技場の中で待機をお願いできますか?」

「はい」


そういって私たちは闘技場の中に入った。


「おい、ここは女が入ってくる場所じゃねえぞ。だぁーはっはっは!」

入った途端こんなことを言われた。


そしてそんな煽りに反応する魔法兵たち。

そして煽った男に加勢する男。


はぁ。止めてあげないと……。



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