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休暇のデートの裏では

「ハル、お前最近休んでないよな?だから今日と明日は休暇をやる。どっか適当に遊んで来いや。」

僕が闘技場で魔法の練習をしていると隊長が声をかけてきた。

「えっ、今って戦争中じゃないんですか?」

「そうなんだが、帝王はもう捕まえてるから形じょうは勝ちだ。あとは反乱してくる奴らを鎮圧すればいい。まあ、ちょっと気になることはあるが……」

「そうなんですね。じゃあ休暇もらいます。あとでやっぱやめとか言わないでくださいね?」

「お前俺を何だと思ってるんだ……。そんなことするわけないじゃないか。はっははっは!」

「いや……前あったじゃないですか」

「あれは仕方がないことだ。気にするな。」

「まあいいですけど。じゃあ僕はこれで。」

「じゃあなー。楽しんで来いよー」

「作戦通り……」

なんか言ったかな?

きっと気のせいだろう。

だってあの人の声大きいしな。

剣以外何も持ってきてないので僕はすぐ闘技場を出た。


「何しようかなぁ」

特に行きたい場所とかがなかったのでとりあえず日の光をさえぎるため近くの休憩所に入った。


休憩所の中は長机と椅子が置いてあった。


「涼しいなぁ。」


「お、ハルじゃねえか!こんなところに!どうしたんだ?」


でかい大男が僕の目の前にやってきた。

彼は魔法兵の中で最もマッチョな人だ。

彼は大剣で戦う魔法兵だ。

「休暇をもらったんですが特に行くところがなくて……」

「よし、なら……」

大男はポケットから折りたたまれた地図を取り出し、机の上に広げて置いた。


「こことかどうだ?確かここだったはず……」

「ここですか?特に何にもなさそうですけど……」

「ん-、そうなんだが行ってみてくれ」

「え、いいですけど……なんでですか?」

「いやー、特に理由はないんだが…………。」

「どうしました?」

「んー!もういいからここに行け!理由が思いつ、っは!今俺は何も言わなかった。いいな?」

顔を近づけて圧をかけてきた。

「顔近いです。」

「すまんすまん。まっ、とりあえず行ってみてくれ。いいことがあるかもしれないからなっ!」

「ま、まあ行ってみますね」

「おう!」



僕は席を立ち上がり外に出た。


僕は指定された場所に移動した。


んー特に何にもないけどなぁ

そう思いながらあたりを見回しているとゆっくりと歩いている村長がいた。

「村長!」


「ん?あ、ハル!どうしてこんなところに?」


「いや、休暇をもらったので少し買い物に行こうと思って。」


「あ、じゃあ一緒に買い物とか……どうですか?」


「いいんですか!」


「私が……一緒に行きたいから……」


いい一緒に、い行きたいだとぉ!?

やばい。

確認したいけどもう話す勇気がないや……


ボーっとしてるのは時間の無駄だ。

そう思った僕は村長に行きたい場所を聞いてみた。


「どこ行きます?」


「ん~、じゃ食べ歩きしたいですわ」


「いいですね!行きましょう!」


いやー、急にもらえた休暇でまさか村長と会えるなんて!

僕はなんてついているんだろう!

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