帝国を拷問
ちょっと長いです
「帝国が動き出しました。どうやら帝国の隣国に攻めるそうです。」
村の情報部門の兵が言った。
「なぜ隣国に?」
「隣国に攻めた後隣国に攻めに行かせるそうです。」
「……なるほど……。帝国だけを倒そうと思っていましたが漁夫の利しちゃいましますわ」
「かしこまりました。どのタイミングで攻めますか?」
「帝国が隣国に攻めた後帝国に攻めますわ。そのあとに弱まった隣国をつぶしますわ。」
「かしこまりました。帝国にいる村のスパイに伝えておきます」
まさか隣国に攻めるとは……。
世界征服でも……、できそうで怖いですわ。
とりあえず帝王を転移させますわ
私は家から出て、帝王抹殺装置へ向かいましたわ。
「村長!ただいま準備ができました!」
「わかりました。今から始めますわ。」
「わかりました!総員!配置につけ!!」
「「「「はっ!」」」」
無数の声が塔の中に響き渡る。
「束縛魔法よし、拘束魔法よし、鎖よし、火炎の壁よし。最終確認完了。村長、どうぞ」
「ありがとうですわ」
……冷たい風が肌に染みる。
私は手を上にあげ魔法を発動する。
「転移っ!」
私が叫んだ瞬間束縛装置の中に黒いマントを被った男がいましたわ。
そう、帝王ですわ。
「なんだっ!どこだここは!おい執事!」
「束縛魔法起動」
私の後ろにいる魔法兵が魔法を発動した
「なんだこれは!動けねぇ!って、お前、なんでこんなところに……」
「まだわからないのですか?」
「なんだよ!」
「拘束魔法起動」
「ぐはっ!」
「あなたは今拷問されているんです。さあ答えてもらいますよ?」
「答えるわけ…」
「「「「光の矢」」」」
上で待機していた魔法兵が魔法を発動した。
その瞬間帝王の隣にはマントに突き刺さった強く光る矢があった。
「ひぃっ」
「情けないですわね。では一つ目の質問ですわ。ハルは何者?」
「答えねぇよ、ばーか!」
「なるほど……なら……さっきのを刺すしかありませんわ」
「や、やめてくれぇ!それだけは!頼む!」
「なら針でも刺しときます?」
「それもやだ!頼む!全部言うから!全部言うからたのむよぉぉお!」
「よし、じゃあさっきの質問に答えてください」
「わかった。簡単に言うと……ハルは初代帝王の生まれ変わりなんだ。初代皇帝は帝国を作ったお方で人類最強と言われている……いや最強だ。だから帝国にいてほしかった」
なるほど……帝国の取柄は強さ。
その取柄がほかの国に取られたら帝国はおしまいですわね。
「ほ、ほかに……足りない情報はあるか?いやあ、ありますか?」
帝王は怯えながら言った。
汗が大量に垂れていて……漏らしていますわ。
「この世界に異世界人はいますか?」
「ああ、いる。異世界人は特殊な固有能力……あいつらはユニークスキルとか言ってたっけな?そういうのを持っています。なので帝国でほぼすべての転移者を奴隷化させている。戦力になるからです」
奴隷化……
やっぱり転生者は私だけではなかったのですわ。
「人数は?」
「大体6000人くらいです。使えるのは4500人くらいです。」
使える……というのは強いということだと思いますわ。
「あなたがいなくなったことは私たち以外にばれていますか?」
「いや、ばれていません。その時俺は自室で戦争の作戦を立てていたので……」
「わかりました。魔法兵、こいつに擬態できますか?」
「可能です。完璧に。声やしぐさまでも。」
「今すぐに擬態していってきなさい」
「かしこまりました」
「じゃああなたはそこにいてください。食料は与えてあげます」
「あ、ありがとうございます」
その時帝王が思いっきりベロをかんだり歯ぎしりしていましたわ。
そりゃ悔しいでしょうよ




