実はすごい無属性
翌日の朝、私は私が村にいない間作ってもらっていた闘技場にいますわ。
以前作ってもらった闘技場は小さく、簡単な魔法で作ったものだったので取り壊しましたわ。
今私がいる闘技場は完全ではないけど、ほぼほぼ完成してますわ。
完成していないのは観客席と天井が完成していないらしいですわ。
広さ的には私が昔旅行で行ったコロッセオよりも大きいですわ。
これだけで隠したのには理由がありますわ。
どの時代、どの国、どの世界でも物の大きさや、高さ、豪華さなどは国力を象徴するものになりますわ。ほかの国にも闘技場はあるので対抗してで隠してもらいましたわ。
「で、でかいですね~」
ハルが闘技場の真ん中から周りを見ながら言った。
「でかくしてもらったからですわ。でもここまで大きくなるとは思ってもいませんでしたわ。」
正確な大きさを指定していなかった私のせいですわ。
「じゃあ、魔法教えてください!」
「かしこまりました。ではこの水晶に手を置いてください」
魔法兵が言った。
私だけじゃ教えることができないので最初は魔法兵に手伝ってもらいますわ。
でも、二人っきりになりたいのですぐにふたりっきりにさせてもらいますわ。
どうやらハルは無属性の魔法に適正があるらしいですわ。
無属性魔法はあまり定義がありませんわ。
例えば炎魔法だと炎を扱う魔法。
などふつうの魔法は分類することができますわ。
それで、分類することができないのが無属性の魔法。
以前までは影魔法もその一部だったがなぜか影魔法は隔離されましたわ。
無属性の魔法はそれが理由で研究がほかの魔法に比べて進んでいないので外れ属性と呼ばれていますわ。
それなのに目の前の魔法兵が言った。
「無属性ですね!いいなぁ、うらやましい!」
「なんでですか?無属性って外れなんじゃ……」
「え!なにいってるんですか!無属性魔法はすべての魔法の原点なんですよ!あっ、これは秘密でお願いします。どうやらこの情報ってほかの国は知らないらいいので……」
「……、ほほんとですか!?」
「はい!適性があるなら古代に使われていた今では失われた魔法も使えるかもしれませんね」
「失われた魔法……」
「失われた魔法の発動方法は研究済みなので教えてあげますよ」
「やった!」
ハルがその場でジャンプしながら手を挙げて喜んでいる。
……ハルかわいいすぎですわ!




