村に帰還
「お断りしますわ」
兵士が私に鎖をつけようとしているところを私は抵抗しながら言った。
「おいお前!抵抗するな!」
「……ばかですか?抵抗しないわけないでしょう?」
「う、うるさい!」
「では私は帰らせていただきますね」
私は兵士を吹き飛ばして帝王に告げた。
「帰らせるとでも?」
「ええ、だから。転移します。それではさよーなら~ですわ」
私は部屋で待機している魔法兵とハルも転移させた。
私が転移したのはもちろん私たちの村ですわ。
「うわぁ!」「いてぇ!」「敵襲か!」
「あ、すいませんですわ。」
「な、なにがあったんですか?」
私はさっきまでのことを話した。
「なるほど……でもなんで?」
そうハルが言った。
「あなたがもともとは帝王だったからですわ。」
「僕っているの迷惑なんですかね?」
ハルが下を向きながら落ち込んでいる。
いや!全然そんなことないですわ!
「そんなことないですわ!悪いのは今の帝王ですわ!ちょっと私、帝王になってきますわ。魔法兵!ちょっと帝国に戻りますわよ!」
「「「それでこそ村長だ!」」」
「じゃあ魔法兵を全員呼んできてですわ。帝王は夜に暗殺します。帝国は強者が認められる国ですわ。帝王が殺されて殺した側が帝王になった前例がたくさんあるので心配はいりませんわ。」
「勝てる前提なんですね」
「だって、そこの兵士弱すぎですわ。王の間にいる兵があの程度なら魔法兵3人いれば十分気もしますわ。」
「それはこの村の魔法兵が強すぎるだけですね」
「まあ、村長がいるかぎり俺たちが死ぬことはないからな。転移のおかげで」
「ていうか帝王をこの村に呼び出せばいいのでは?」
「「「それだ!(ですわ)」」」
この人もしかしてサイコパス?
忘れられた知識人、いつ出てくるのだろうか?




