つかまりそうだった
「おいこら!まてやぁ!!!止まりやがれ!」
長い剣を持ちながら走っている男たちが言った。
彼らは冒険者だ。
獣の国を襲う憎き冒険者どもだ。
そのせいでわれらの国王は死んでしまった。
そして現在、王の娘様の命までもが危険にさらされいる。
「マリン様!お聞きください、私の体力はもう直ぐで尽きてしまいます。なので今から私が時間稼ぎをします。その隙にマリン様はお逃げください。これが王の命令を受けた兵士としての任務を達成できる唯一の道です。どうかご無事で・・・・・・」
そういって俺はマリン様を投げ飛ばした。
浮遊魔法と落下耐性魔法を付与したので死んでしまう心配はないだろう。
あとは俺がどれだけ時間を稼げるかだ。
マリン様を追っているのはこいつらしかいない。
ほかは俺以外の兵が倒した。
犠牲に彼らは往ってしまったが・・・・。
残る兵は俺のみ。
これが最善だったと信じたいものだ。
そして俺は目の前の敵に剣を向けて言い放つ。
「マリン様はわれら獣人の唯一の希望だ。われらの命に代えてでも彼女は救って見せる」
「はは!残ってるやつはお前だけだろうが!お前を殺してあいつも殺してやるよぉおおおお!」
その言葉を合図に敵は剣を俺に向けた。
「何秒持つかな?」
そして戦いは幕を開けた。
「殺す」
俺が言い放った瞬間目の前の敵は足を止めた。
いけるッ!
「召喚!イフリート!」
「俺に合わせろ。契約はこうだ。あいつらを殺せ。」
俺の言葉にイフリートは腕を組みながら言った
「御意」
「イフリートか!なかなかやるようだな。だが悪かったな。相性が悪すぎる。召喚魔法。ポセイドン!魚人どもからもらっておいて正解だったぜ!異世界人ってだけであがめられるの最高だぜ」
開始5分で敗北のお知らせ。
イフリートは上位精霊。
ポセイドンはそれの遥か上の下級神だ。
勝てるわけがない。
ただの強い精霊とただの一国の兵士が勝てるわけないのだ。
「死にな、抵抗はお勧めしないぜ」
敵がポセイドンに命令をした。
「やれ、ポセイドン」
ポセイドンの持つ槍が俺に向けて投げられた。
死ぬんだ、俺。
マリン様どうかご無事で。
そして俺に槍が当たる瞬間
「フルカウンター」
ポセイドンの槍が俺の目の前で跳ね返った。
「ここは我が主の領土だ。暴れるものは皆殺し・・・・そこの獣人以外はですわ!。早めに終わらせてしまいますわね」
人知を超えた神話の戦いを連想させるような戦いに規格外の一人の女が乱入してきたのであった




