魔族襲来
「そそそ村長!大変です!ま魔族がやってきました!」
村の外で見回りをしていた兵が私に知らせに来ましたわ。
魔族・・・・味方のはずだから大丈夫なはずですわ。
でも隙を狙って殺しに来る可能性はありますわね。
「ハルを呼んできて。私が読んでいたと伝えればすぐに来るはずですわ」
魔族に対抗できる力を持つのは私とハルと兵の中に数人ですわ。
弱い兵を連れてきても焼け石に水というやつですわね。
私はハルと合流し、魔族のいる村の門の前に行く。
「おお、これはこれは!人知を超えた超人のお二方ではないですか!是非握手をっ!」
こいつ、つよい。
そんな感じがした。
魔族は持っている魔力量が多いため、そのオーラを隠し切れない。
だが目の前の3人の魔族たちはそれを完璧に封じ込めている。
「ああ、なんもしないので大丈夫ですよ?あとこれをどうぞ。これをわたくしたちの首につけていただけませんでしょうか?」
なんと、魔族が差し出してきたのは奴隷首輪だった。
奴隷首輪とは簡単に説明すると、強制的に命令できるようにする首輪ですわ。
しかも中に込められている魔法陣の強さは尋常じゃない。
おそらくこれを人間が付けたら死ぬだろう。
「いったいなぜこのようなことを?」
不思議に思い魔族に聞いてみた。
「私達魔族はハル殿と村長殿を尊敬しています。そして崇拝しています。あなた方に使えたいのです。」
まぁ私に被害があるわけじゃないからいいんですわ。
心配する要素が一つ減りますし!
「わかりました。あなたたちを奴隷にしましょう。」
本来魔族は知能はなく、目の前の敵を殺すという本能に従って生きている。
だがしかし、目の前の魔族は知性を持ち、話し、理解している。
これがいったい何を示すのか。
村長とハルは知る由もなかった
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